2013 Fiscal Year Annual Research Report
チーム医療を促進する臨床判断に焦点をあてた専門看護師教育プログラムの開発
Project/Area Number |
23390488
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
眞嶋 朋子 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (50241112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長坂 育代 千葉大学, 看護学研究科, 特任准教授 (50346160)
岡本 明美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (20456007)
楠 潤子 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (30554597)
渡邉 美和 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (90554600)
増島 麻里子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (40323414)
金子 眞理子 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (50318151)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 専門看護師 / 大学院教育 / チーム医療 / 連携教育 / キャリア教育 |
Research Abstract |
専門看護師が、臨床において患者の問題を解決するために、医師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどの他職種、看護管理者やスタッフナースと行動する際に行っている臨床判断の内容を明らかにすることを目的に、チーム医療を促進する臨床判断に焦点を当てた専門看護師教育プログラムの参加者8名を対象に、プログラムで使用した3事例についてフォーカスグループインタビューの内容を、臨床判断の4つの視点をもとに質的帰納的に分析した結果、【気づき】では<問題が生じている状況を、患者、家族、医療スタッフ等複眼的に観察する><患者の問題に影響する家族背景に着目する><患者の性格を把握する><患者に生じている問題について系統的に情報収集する>など、【解釈】では<患者の問題解決に必要な要件を明確にする><患者の問題の構造を説明する>など、【対応】では<捉えた問題と目標をチームメンバーと共有する><患者や家族から得た情報をチームメンバーと共有する><目標のために関係する部署や人々に順序立てて働きかける><目標を共有したチームメンバーに役割を担ってもらうよう手段を駆使して働きかける><他のチームメンバーの目線や立場から物事を捉え共感する>など、【リフレクション】では<ムメンバーの認識の共有や合意形成に至った要因を振り返る><全体を振り返り、自信が行った介入の適切なタイミングについて検討する>などが導かれた。分析に関わる事例はいずれも緩和ケアチームに関わる問題であり、その中には患者の苦痛への症状緩和が含まれており、Cureの部分にチーム医療を活用して問題解決しているプロセスが示された。また、それと同時に対象者のCareに関わる問題についてもチームに働きかけ問題解決をしていることが明らかとなった。上記の結果は専門看護教育課程における講義演習、実習等の評価指標となると考える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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