2012 Fiscal Year Annual Research Report
ICT環境が異なる海外教育機関を対象としたクラウド指向型日本語コンテンツの開発
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23401026
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Section | 海外学術 |
Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
坂谷内 勝 国立教育政策研究所, 研究企画開発部, 総括研究官 (70187053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野山 広 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (40392542)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 日本語教育 / 国際研究者交流 / 中東諸国 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、これまで国立教育政策研究所が中心となって開発研究を進めてきた日本語教育支援システムを改善するために、日本と異なるICT環境の国・地域においても利用可能な日本語コンテンツの在り方を検討した。本研究で調査、実験する地域は中東及び北アフリカ周辺の日本語教育機関である。現地のICT専門家の支援がなくても一層多くの教師・学習者・研究者が、これまで開発してきた日本語コンテンツを有効活用できるようなクラウド指向型日本語コンテンツを開発することを目指している。今年度の研究実績は以下のとおりである。 (1)調査機関の検討:中東、北アフリカ諸国及びその周辺国で、調査を依頼する「教育機関・日本語教師」を国内で検討した。また、調査項目の中に含まれる、クラウドコンピューティングの技術についても検討した。 (2)訪問調査の実施:訪問調査は、平成25年1月にマダガスカル(アンタナナリボ)、同年2月にロシア(モスクワ)、アゼルバイジャン(バクー)、同年3月ヨルダン(アンマン)とカタール(ドーハ)を訪問し、日本語教育に熱心な機関の日本語教師に会って、聞き取りによる調査を実施した。 (3)次年度に訪問する調査機関の検討:比較的治安の良い中東、北アフリカ諸国及びその周辺国の日本語教育機関・日本語教師と連絡を取って、訪問調査の実施が可能であるかについて国内で検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた訪問調査国の日本語教育機関を調査することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで行ってきた調査研究をより進める予定である。
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