2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23401027
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Tsuru University |
Principal Investigator |
伊香 俊哉 都留文科大学, 文学部, 教授 (80347369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝 健介 東京女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00138140)
永井 均 広島市立大学, 付置研究所, 准教授 (40347620)
内海 愛子 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70203560)
林 博史 関東学院大学, 経済学部, 教授 (80180975)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 戦犯裁判 / 戦争犯罪 / 戦犯 / ホロコースト / ナチス / 捕虜 |
Research Abstract |
研究計画に基づき、資料収集・整理を進めるとともに、本科研参加メンバーのほとんどと連携研究者が、2014年1月にドイツのイエナ大学において“Punishing War Crimes after World War II A Comparative Perspective”と題するワークショップを開催し、今までの研究成果を踏まえた研究交流をドイツの研究者との間で行った。なおワークショップには日本側からは伊香、林、芝、永井、福永美和子(連携研究者)の5名(なお内海はペーパー参加)が、ドイツ側からはWolfgang Form (Marburg)、Axel Fischer (同)、Annette Weinke (Jena)、Daniel Stahl (同)、Andre Hertrich (Halle)が参加した。 その他の活動概要/林博史:アメリカにおいて、国立公文書館にてアメリカならびに連合国による戦争犯罪に対する政策関連文書を収集した。また連合国の戦争犯罪政策について英文論文を発表した。永井均:フィリピンではフィリピナス・ヘリテイジ・ライブラリー、ロペス記念博物館など、国内では外交史料館・国会図書館・アジア経済研究所図書館・加納美術館などで資料収集をおこなった。さらに京都で元戦犯死刑囚インタビューをおこなった。伊香俊哉:従来収集した資料の整理を進めた。また前述ワークショップの準備・統轄を担当した。芝:2013年10月10日、2013年度東京女子大学読史会年次大会において「ホロコーストの音楽」と題するシンポジウムを主催した。また2013年11月12日~16日に中国・上海交通大学・蘇州大学他における米・中・日「東京裁判国際学術シンポジウム」に参加し、報告した。内海愛子:外務省外交史料館、韓国出身戦犯者同進会、韓国の民族問題研究所、東北アジア歴史財団で資料集や聞取り調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
基本的に計画に沿って研究代表者及研究分担者が資料調査活動を展開できており、またそれに基いた研究成果の発表や、国際的な研究交流を実施できた。ドイツ研究者とのワークショップを実施できたことは、戦犯裁判研究の現状についての情報交換を行い、また今後の情報交換をするうえで大きな意義があった。
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Strategy for Future Research Activity |
アメリカ、イギリス、台湾での資料収集は一段落したともいえる状態となったので、今年度はフィリピン戦犯裁判関係、ドイツの戦犯裁判関係などについて国外での資料収集を予定するほか、日本の国立公文書館に所蔵されている戦犯裁判関係の資料の複写を進めることに一つの主眼をおきたい。
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Research Products
(18 results)
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[Presentation] 東京裁判と捕虜問題2013
Author(s)
内海愛子
Organizer
米・中・日「東京裁判国際学術シンポジウム」
Place of Presentation
中国、上海交通大学・蘇州大学
Year and Date
20131112-20131114
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