2013 Fiscal Year Annual Research Report
日系企業のBOP戦略とビジネス生態系モデルに関する研究
Project/Area Number |
23402038
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
林 倬史 国士舘大学, 経営学部, 教授 (50156444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 俊一 立正大学, 経営学部, 講師 (00547896)
井口 知栄 慶應義塾大学, 商学部, 准教授 (20411209)
金綱 基志 長崎県立大学, 経済学部, 教授 (50298064)
関 智一 立教大学, 経済学部, 准教授 (50301966)
中山 厚穂 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (60434198)
荒井 将志 杏林大学, 総合政策学部, 講師 (70549691)
伊藤 道雄 立教大学, その他の研究科, 教授 (90386459)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | BOP / NGO / ビジネス生態系 / 貧困解消 / 多国籍企業 / サリサリストア / マイクロファイナンス |
Research Abstract |
本研究は、多国籍企業が事業活動をグローバルな規模で展開する中で、新興経済圏の市場開発と貧困解消とをどのように解決していくのか、その理論的解明と実践的モデル化を追及した。その中心的中身は、「現地コミュニティの知識・知恵を踏まえた国際的ソーシャル・ビジネス」型の「日系企業を軸とした独自の国際的ビジネス生態系モデル」の提起を目指したものである。本研究では、フィリピン最大のマイクロファイナンス事業を行っているNGO組織(CARD MRI)の「貧困の土地なし女性」への小口金融戦略とMicroビジネスの育成戦略を調査することによって、日系企業とフィリピン同NGOとの協働による「民衆の知恵」と「科学技術的知識」との融合によって、日系企業独自の現地の「自律的ビジネス生態系」を基盤としたビジネスモデルの理論的基盤の構築と具体的提起を目指している。 主な調査研究実施場所は、フィリピンNGO組織CARDがフィリピンのほぼ全地域に有している支店網のうち、規模の大きいSan Pablo州にある拠点地域の融資対象顧客・企業、および在マニラ日系企業への訪問調査であった。 研究調査結果およびその成果は、以下の通りである。 多国籍企業の現地での事業活動を通したBOP層の経済的自立化を促す効果は極めて限定的であること、むしろ、現地NGOが行うマイクロファイナンス事業を通したSelf employment形式による事業創出のほうがより効果的であること。そのさい、日系の中小企業のほうがより適切な技術的サポートを適切なタイミングで提供しうることであった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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