2013 Fiscal Year Annual Research Report
防御免疫を有する感染者血清を用いたマラリアワクチン候補抗原の探索
Project/Area Number |
23406007
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
坪井 敬文 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (00188616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高島 英造 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 准教授 (50366762)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 原虫 / マラリア / ワクチン / プロテインアレイ / パプアニューギニア / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
申請者らは、これまでに熱帯熱マラリア原虫ゲノムワイドなプロテインアレイ、及びそれを用いたハイスループットな抗原探索システムを樹立した。本申請では、熱帯熱マラリア及び三日熱マラリアが同等に高度流行しているパプアニューギニア小児コホートにおいてマラリア防御免疫を保有している者を系統的に探索し、その血清試料を用いて両種のマラリアの防御免疫に関連する原虫抗原をゲノムワイドにスクリーニングし、新規発症阻止マラリアワクチン候補抗原の同定を目指す。 パプアニューギニア医学研究所から入手した小児血清セットは微量であるため、それを有効に活用して抗原抗体反応の探索を開始する前に、熱帯熱マラリア原虫ゲノムの3分の1をカバーする約1900種類のプロテインアレイの品質評価をする必要があった。そこで、既に保有している比較的血清量に余裕のあるマラリア流行地試料50検体を用いて、1900種類のプロテインアレイを用いたハイスループット免疫スクリーニングを実施した。その結果、1900種類の内、約650種類の熱帯熱マラリア原虫タンパク質に対して、流行地住民血清中に抗体が誘導されていることが明らかとなった。したがって、本スクリーニングシステムを用いて、小児血清試料を用いた探索が可能と考えられた。また、着手が遅れていた三日熱マラリア原虫プロテインアレイも構築が終了し、約300種類のタンパク質からなる三日熱マラリア原虫プロテインアレイが完成した。今後、この三日熱マラリアプロテインアレイとパプアニューギニア小児コホートから得られた血清試料の反応性を解析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] A small molecule glycosaminoglycan mimetic blocks Plasmodium invasion of the mosquito midgut2013
Author(s)
Mathias DK, Pastrana-Mena R, Ranucci E, Tao D, Ferruti P, Ortega C, Staples GO, Zaia J, Takashima E, Tsuboi T, Borg NA, Verotta L, Dinglasan RR
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Journal Title
PLoS Pathog
Volume: 9(11)
Pages: e1003757
DOI
Peer Reviewed
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