2012 Fiscal Year Research-status Report
Webサーバ/クライアント・携帯機器上の高度連携システムの自動生成方式の研究
Project/Area Number |
23500035
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
徳田 雄洋 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (30111644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野呂 智哉 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (80401553)
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Keywords | 連携システム / マッシュアップ / 自動生成 / 携帯機器 / モバイルアプリケーション / Webアプリケーション / Webサービス関数 |
Research Abstract |
概要本研究は,携帯機器上の位置情報取得,画像認識,手書き入力,音声読み上げなどの高度なモバイルアプリケーションとWeb上の各種サービスの高度連携システムを宣言的記述から自動生成する方式を開発し,その有効性を実証する研究である. 平成23年度に開発した方式は1台の携帯機器上で複数のモバイルアプリケーションやWebアプリケーション,Webサービスを連携させるものであった.平成24年度はこれを拡張し,複数の携帯機器上のアプリケーションとWebアプリケーション,Webサービスの連携システムの宣言的記述方式および実装方式を開発した.宣言的記述にはC-MAIDLと呼ばれる言語を利用し,Webアプリケーション,Webサービス,モバイルアプリケーション,計算,連携,出力の6種類のコンポーネントの記述を組み合わせることによって連携システムを定義する.C-MAIDLによる宣言的記述から自動生成された連携システム用モバイルアプリケーションは,ホスト役の携帯機器にインストールされる.またホスト役の携帯機器と(1台以上の)ゲスト役の携帯機器には専用の実行環境があらかじめインストールされており,その実行環境のもとで連携システム用モバイルアプリケーションが動作することにより連携を実現する.本方式により,複数のゲスト携帯機器のバーコードスキャナで読み取った商品情報をホスト携帯機器が収集し,オンラインストアでの販売価格を取得して一覧表示するシステムや,複数のゲスト携帯機器の位置情報から中心点を計算し,その近くのレストランを検索するシステムなどを自動生成できる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までのところ,本研究はおおむね順調に進展している.平成23年度に開発した1台の携帯機器上での連携システムの記述方式を拡張し,複数の携帯機器上での連携システムの自動生成に成功している.連携システムのホスト携帯端末はAndroid端末であるが,連携システムに参加するゲスト側の携帯端末はAndroid端末とiOS端末のどちらでも良い. 現在の問題は,連携に利用するモバイルアプリケーションの機能の共有方法である.特定のモバイルアプリケーションの機能を連携システムに利用したくても,その呼び出し方法や結果の受け取り方法などが分からなければ,連携は困難となる.そこで,モバイルアプリケーションが持つ共有機能の記述方式を検討している.
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は,連携に利用するモバイルアプリケーションの共有機能の記述方式を開発する.本方式は抽象レベルと実装レベルの記述により構成される.抽象レベルでは,その共有機能が扱うデータ型,インタフェースなどを記述し,実装レベルでは機能を実行するためのプロトコルや設定の技術的詳細などを記述する.これにより,モバイルアプリケーションの相互連携を強化できる. また,連携システムの総合評価を行う.連携システムの実行環境として,WiFi環境で1台または2台以上の携帯機器をサーバとした無線LAN方式と,Web上の1つのWebアプリケーションを中心とした一般Web方式の2つの方式を実装する.そして総合評価を,無線LAN方式,一般Web方式で,1台や複数台の携帯機器を用いて,位置情報取得,画像認識,音声読み上げを用いる連携,機能の豊かな携帯機器による機能の制限を持つ携帯機器の機能代行,1台の携帯機器から複数の携帯機器への一斉問い合わせのような例を含め,典型的な連携システムを用いて行う.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(2 results)