• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

触運動錯覚コンテンツの表現技術と評価

Research Project

Project/Area Number 23500134
Research InstitutionAoyama Gakuin University

Principal Investigator

盛川 浩志  青山学院大学, 理工学部, 助教 (90386673)

Keywordsクロスモーダル / 錯覚 / バーチャルリアリティ / コンテンツ / 触覚 / HMD
Research Abstract

本研究課題では、視触覚刺激のクロスモーダル刺激による触運動錯覚の呈示手法を、新しいコンテンツ表現へ応用することを目的として、刺激の表現技術の開発やその評価方法について、検討を行った。
平成25年度の研究においては、昨年度開発した、シースルー型のヘッドマウントディスプレイを用いた新たな触錯覚の呈示方法について、コンテンツの制作と評価を行った。コンテンツとしては、錯覚によって体験される微触感の特徴を活かし、温冷感を体験させることを意図した映像を制作した。従来の触感覚デバイスではあまり対象とされなかった温冷感について、映像刺激による呈示が可能となれば、コンテンツ表現を向上させる画期的な手法となり得る。本コンテンツについては、展示会においてのデモ展示による大規模調査を行った。それらの調査の結果、両眼立体視での映像呈示が有効であることや、触感を想起しやすいイメージの呈示によって、錯覚の誘発度や印象を操作できる可能性などが示唆された。また、シースルー型HMDによる錯覚の呈示において重要となる要件についても、実験的検討を行った。検討の結果、受動的な刺激呈示がより錯覚を発生させやすく、コンテンツの印象も肯定的となった。この知見は、本錯覚を用いたARコンテンツの開発等に応用可能であると考えられた。
本研究の成果の一部は、日本人間工学会の全国大会にて発表をおこなった。一方で、本研究課題で対象とした錯覚の評価を行うための客観的な手法の確立については、継続して検討を進める必要がある。特に近年、クロスモーダル刺激をコンテンツ表現として応用するという手法が注目を集めつつあることから、本研究課題において収集された結果については引き続き成果の解析を進め、速やかに発表を行っていく予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2013 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] シースルー型HMDを用いた微触感錯覚の呈示と評価2013

    • Author(s)
      盛川浩志,飯野 瞳,金 相賢,河合隆史
    • Journal Title

      日本バーチャルリアリティ学会論文誌

      Volume: 18, 2 Pages: 151-159

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 拡張現実感を用いた触感の呈示と知覚特性(1)

    • Author(s)
      河合隆史,盛川浩志,金 相賢
    • Organizer
      日本人間工学会
    • Place of Presentation
      日本大学
  • [Presentation] 拡張現実感を用いた触感の呈示と知覚特性(2)

    • Author(s)
      盛川浩志,金 相賢,三家礼子,河合隆史
    • Organizer
      日本人間工学会
    • Place of Presentation
      日本大学

URL: 

Published: 2015-05-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi