2013 Fiscal Year Annual Research Report
痛みなどの症状をオノマトペで表す人の特徴を利用した問診支援システムの開発
Project/Area Number |
23500255
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
坂本 真樹 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (80302826)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 兼敏 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (10346637)
大内 潤子 北海道大学, その他の研究科, 助教 (00571085)
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Keywords | 問診支援 / オノマトペ / 感性情報 |
Research Abstract |
本研究課題の目的は,患者が痛みなどの症状を表すために用いた「ズキズキ」「キリキリ」といったオノマトペ(擬音語や擬態語の総称)が表す情報を,医療用に有効な評価尺度で定量化し,国内の医療現場での問診支援を行えるシステムを開発することである. さらに,海外の病院で日本人が自分の症状を日本語のオノマトペで入力すると,症状が評価尺度ごとに定量化して示され,「どのような痛みか」といった外国語では伝えにくい微妙な症状を,外国人医師などに伝えられるシステムを開発する.23~24年度の研究では,国内外の問診を支援するシステムのプロトタイプを作成した.25年度の研究では,プロトタイプシステムにいて,医療現場で,医師・看護師を対象としたアンケートに基づく評価尺度の再選定,インターフェースの再設計などを含めたシステムの改良をおこない,より高精度に患者が用いたオノマトペ表現の特徴を定量的に分析し,その情報を問診に効果的に利用するためのシステムを開発を行った.患者が言語によって表す痛みを可視化することで,問診の円滑化が可能になった.さらに,オノマトペを構成する各音韻に基づいた分析をおこなうことで,新奇性のある表現,個人差から生じる微妙に異なった表現など全てに対応可能なシステムの開発に成功した.
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Research Products
(3 results)