2013 Fiscal Year Annual Research Report
高専賃居住者に対するエンパワーメントを高める取り組みが共助活性化に与える効果
Project/Area Number |
23500613
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
柴 喜崇 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (40306642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大渕 修一 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), その他部局等, その他 (50265740)
上出 直人 北里大学, 医療衛生学部, 助教 (20424096)
河村 晃依 北里大学, 医療衛生学部, 助教 (60458750)
村山 憲男 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (00617243)
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Keywords | 社会学 / リハビリテーション / 老年学 / エンパワーメント / 互助 / 共助 / 都市部 / サービス付高齢者向け住宅 |
Research Abstract |
●本年度は当初の研究計画通り,サービス付高齢者向け住宅(以下,サ付き住宅)において,1年6ヶ月間の推移を明らかにするため初年度実施したアンケート調査を再度実施した. ○初年度調査時における居住者83名における基礎統計を示す.平均年齢(歳):83.1±6.9(範囲60-90),性別:男21名 (25.3%),世帯構成(独居):68名 (81.9%),居住年数(ヶ月):21.7 ±12.5であった.心理的指標として,孤独感尺度(9点中):4.3±1.5であった.社会的指標として,ソーシャルネットワーク尺度 (30点中):12.3±6.2,下位項目の家族項目(15点中):7.6±3.4,友人項目(15点中):4.8±4.1であった.ソーシャルサポート尺度(6点中):5.0±1.5,下位項目の情緒項目(2点中):1.8±0.5,手段項目(4点中):3.2 ±1.2であった.社会参加状況は,無職81名(97.6%),町内会・老人クラブなどへの所属が無い69名(83.1%),ボランティアグループへの所属が無い74名(89.2%),スポーツ関係グループへの所属が無い72 名(86.7%),趣味の会への所属が無い59名 (71.1%)であった.2回の調査間において,対象者の基本属性や心理指標,ソーシャルサポート・ネットワーク,社会参加状況に差はなかった. ○サ付住宅での居住期間を1年以上及び1年未満の2群に操作的に分類した結果,初年度調査において1年未満は17名(21.7%),本年度では1年未満は17名(17.3%)であった.すなわち,20%近くの居住者が1年未満に住み替えていた. ○都市部におけるサ付住宅居住者の特徴は,高齢独居女性が多く,社会参加は趣味の会への参加の約30%のみでそれ以外は低率であった.時間経過とともに住民の特性が変容することはないが,約2割は短期間で転居していた.
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Research Products
(4 results)