2013 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化する社会におけるスポーツと格差・不平等に関する総合的研究
Project/Area Number |
23500725
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
尾崎 正峰 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (20272768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 康博 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (10196058)
坂 なつこ 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (00345456)
岡本 純也 一橋大学, 大学院商学研究科, 准教授 (00313437)
鈴木 直文 一橋大学, 大学院社会学研究科, 准教授 (80456144)
中澤 篤史 一橋大学, 大学院社会学研究科, 講師 (70547520)
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Keywords | スポーツ / グローバリゼーション / 格差 / 不平等 |
Research Abstract |
本研究は、グローバル化があらゆる側面において進展し、社会の枠組みが大きく変容する中にあって、第一に、格差・不平等の諸問題がスポーツ場面にどのように現れているのかの実相をとらえていくこと。第二に、スポーツ活動そのものへの参加のみならず、格差・不平等の渦中にある者自らがスポーツによる社会開発などのプログラムに主体的に参加することについての実態把握、を目的とする。 平成25年度においては、研究代表者と研究分担者がこれまで進めてきた共同研究の蓄積を基盤としながら、同時に、これまでの2年間の研究活動の成果をふまえつつ、上述の目的、視点に沿って研究を遂行した。その成果は、第一に、地域における社会開発とスポーツとの関係について海外、国内の事例について実態を把握した。第二に、グローバル化にともない人の移動が日常化する中で新たな様相を呈してきたスポーツの問題についてオーストラリアのアイルランド人移民などを対象として事例分析、資料収集を行った。第三に、子ども、青年層のスポーツへのアクセスの機会・場(の格差)とその質をめぐる課題について歴史的変遷と現状を捉えるとともに、学校部活動の日本的特質についての考察を行った。第四に、スポーツをめぐる格差・不平等、およびテーマに関連する研究動向の把握を行った。 こうした研究活動を基盤として、研究代表者がクイーンズランド大学(オーストラリア)において“The Disparity and Inequality of Sport in Japan” と題する招待講演を行ったほか、研究分担者も海外等での成果発表を行った。また、研究活動を元として学会紀要等への論文の執筆・投稿を図り、掲載された。
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Research Products
(18 results)