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2011 Fiscal Year Research-status Report

体形と筋負担を考慮したパーソナルファッションのための基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 23500908
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

村上 かおり  広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (80229955)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 増田 智恵  三重大学, 教育学部, 教授 (60132437)
川口 順子  高知県立大学, 生活科学部, 准教授 (70347657)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywordsパーソナルファッション / 筋負担 / 体形
Research Abstract

衣服は個々の人間に最も身近な環境であり,年齢,体形,姿勢といったパーソナルな情報に配慮して設計する必要がある。そこで様々な体形や動作により変化した姿勢について,静止時と動作時の形状変化の特徴をとらえるため,まず日常生活における様々な動作の形状を整理し,基本動作姿勢として静止時との違いを分析するための動作姿勢を選定することを行っている。選定については,性別,年齢,職業などのカテゴリー別に様々な場面を想定し検討を行っているが,四肢部や躯幹部,頭部の動きを画像で記録しながら,平成24年度以降の筋負担計測実験との関連性を考慮し,実験協力者の選定を検討している。 また平成24年度からは人体計測と並行してよる生体信号を計測し,体形の違い,動作の変化による人体形状の違いによって,筋負担がどのように変化するのかに関するデータを収集し,体形と筋負担の対応関係を明らかにする予定である。そのことをふまえ,平成23年度は平成24年度購入を予定している生体信号記録装置のデモ機を用いて,3 次元 人体計測器内で人体計測と同時に筋負担測定が行えるかどうか検討を行い,24年度の実験計画の遂行の確認をし,実験計画を立てた。 衣服着用による衣服の拘束についての意識とそれに伴う疲労感について,アンケート調査を行うため,様々な体形の人に衣服の着脱動作を行ってもらいながら着心地,着易さについて意見を収集している。日常生活における衣服選択行動ならびに動作時の衣服の拘束感,それによって生じる疲労感と体形の関係が把握できる質問項目をあげ調査用紙を作成している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

被験者の体形分類を行い,各タイプの体形の特徴を抽出し,それぞれの体形の人体モデルを作成する作業については,今後の実験計画の流れの中で,再検討を行っている。そのため,当初の予定とは若干違いが生じている。再検討を行っている理由としては,様々な動作姿勢を行いながら筋電位を計測する実験には,時間的な拘束を必要とするため,まず協力を得やすい学生をモデルに行うことを考えているためである。しかし,現在では生体信号記録装置も手配でき,今年度実験計画が円滑に遂行をできる状況が整ったため,おおむね順調に進展していると考えている.

Strategy for Future Research Activity

今後は人体モデル被験者の,立位静止時ならびに日常生活における動作時姿勢の筋負担の計測を行う。また既製服サイズが同一である被験者を選定して,協力を依頼し,衣服を着用したときの筋負担の計測を行う。その結果と3 次元の人体形状の変化との対応関係を整理し,どの部位の筋負担が大きいのか,体形との関係について特徴を抽出する。すなわち,同じM サイズの服を着用している異なる体形の人たちが,規格化されたサイズの着用によって,着衣時にどのような拘束感を感じているのかを筋負担計測によって,明らかにする。 衣服着用と疲労感についてのアンケート調査を行う。アンケートの調査内容として,日常生活における衣服選択行動ならびに動作時の衣服の拘束感,それによって生じる疲労感と体形の関係が把握できる質問項目をあげる。それらのデータを分析することによって,体形と衣服着用による疲労の関連性を明らかにする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成24年度は生体信号記録装置を購入し,それを用いて被験者の立位静止時ならびに日常生活における動作時姿勢の筋負担の計測を行う。また衣服の動作時における3次元人体計測データの分析に関する学会発表を行うための旅費を計上している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 女子大生の衣服選択に関する意識と実態

    • Author(s)
      村上かおり,増田智恵,川口順子
    • Organizer
      日本家政学会
    • Place of Presentation
      和洋女子大学
    • Year and Date
      平成23年5月29日
  • [Presentation] 1873年ウィーン万国博覧会における日本政府出品の繊維製品について

    • Author(s)
      團野哲也,川口順子,村上かおり
    • Organizer
      日本衣服学会
    • Place of Presentation
      金城学院大学
    • Year and Date
      平成23年11月12日

URL: 

Published: 2013-07-10  

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