2013 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク実験室を利用したリアルデモ実験システムの開発
Project/Area Number |
23501193
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Research Institution | Gifu National College of Technology |
Principal Investigator |
臼井 敏男 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (20232829)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 貴彦 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (20332025)
小林 義光 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40509270)
北川 輝彦 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (80509274)
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Keywords | 教育工学 / ネットワーク |
Research Abstract |
本研究目的は,理系離れの学生気質が増加する中で,高専及び高等教育機関における実践的エンジニア教育をより推進するためには,インパクトのある実験を主体とした教育コンテンツを開発することである.具体的には教科書の理論的説明だけの一方通行になりがちな座学教育に,学生がリアルな実験結果を通し実モデルの考察などアクティブラーニングの手法を導入することを可能とする環境を提供できるリアルデモ実験のプラットフォーム構築である. 本研究で実現を目指しているリアル実験システムを可能とするネットワーク実験室とは,実験装置の遠隔操作を可能とし,生の実験データと実験映像を同期保存する機能及び任意の再生速度で実験データと実験映像の同期再生する機能を有し,ロボットアームを遠隔操作することで,人の手を借りるような実験をデモ実験可能とする,ネットワークでアクセスできる実験室である. 本年度は,連成振子をネットワーク実験室に導入し,従来人の手で初期振動を与えていた作業をロボットアームで繰り返し安定に実験する機能を持たせ,最終目標の高度実験助手付ネットワーク実験室のプラットフォームを構築することができた.この実験コンテンツを用いることで,振子の長さから求めた振動周期とネットワーク実験室の実験データから求めた周期の理論的一致及び本来共振しない長さを持つ振子も長時間経過したときには振動する現象を見つけ,その原因を本実験コンテンツのリプレイ実験機能を利用して推定するなどアクティブラーニング用教材としても有効であることを確認できた.
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Research Products
(3 results)