2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23520368
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中地 義和 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (50188942)
塚本 昌則 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (90242081)
野崎 歓 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (60218310)
畑 浩一郎 聖心女子大学, 文学部, 講師 (20514574)
本田 貴久 中央大学, 経済学部, 准教授 (50610292)
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Keywords | 詩と絵画 / 視覚性 / テオフィル・ゴーチエ / ピエール・アルベール=ビロ |
Research Abstract |
・テオフィル・ゴーチエに関する研究を進め、ゴーチエとルーブル美術館の作品を中心にした論文にまとめた。日本で『テオフィル・ゴーチエと19世紀の美術』という論文集に、フランスは『Bulletin de la Societe Theophile Gautier』というゴーチエ専門の雑誌に26年中に掲載される予定である。「視覚詩」という詩と絵画の相関関係というテーマにおいては、画家をやめて詩人の道を選択したピエール・アルベール=ビロの文学的な作品を研究し、平成25年9月に中央大学で開催されたシンポジウムに参加し、彼の俳句の視覚性にふれた。彼の視覚詩は二つの論文で紹介し、フランス(Calliopee社)及び日本(水声社)で出版される論文集に掲載予定である。 ・国際交流の面においては、平成25年5月にパリ・エスト大学のキャロル・オルエ氏を招き、ジャック・プレベールと絵について新たな研究を紹介していただいた。東京大学の比較文学専門の今橋映子氏と本研究分担者の野崎歓氏の協力を得て日仏通訳付き講演会を主催し、100人ぐらいの聴衆があった。7月にはエレーヌ・カンペニョール=カテル氏による二つの講演会があり、コラージュについて、そして本という媒体の中のイメージとその変貌についての発表があった。11月にセルジュ・リナレス氏を招き、ピカソについて意見を交換し、本研究の大きなテーマである詩人と画家との共同作業の面においては大きなヒントを得た。 ・26年5月に原稿を水声社に提出し、26年の夏に出版される予定である。カンペニョール=カテル氏(パリ第3大学)、テバール氏(パリ第3大学)、リナレス氏(ヴェルサイユ大学)、オルエ氏(パリ・エスト大学)、千葉文雄氏(早稲田大学)、鈴木雅夫氏(早稲田大学)、三浦篤氏(東京大学)、塚本昌則氏(東京大学)、シモン=及川(東京大学)、合計九人による論文の記載が決定した。
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Research Products
(37 results)