2013 Fiscal Year Research-status Report
教職課程および現職研修における英語発音教育プログラムの開発
Project/Area Number |
23520729
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
有本 純 関西国際大学, 教育学部, 教授 (50132626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河内山 真理 関西国際大学, 教育学部, 教授 (50290424)
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Keywords | 英語発音指導法 / 発音指導力 / 教職課程 / 指導法プログラム / 教員の再教育 / 研修プログラム |
Research Abstract |
平成25年度は、既に調査を終えた教職課程におけるカリキュラムとシラバス調査を踏まえ、教職課程において必要な発音指導法のプログラム(案)を作成し、検証作業に着手した。しかし、授業での受講者数が少なかったことから、次年度に再度2大学で検証を実施するという計画変更を決断した。一方、現職教員の発音指導研修プログラムについても、アンケート調査結果を用いて検討と議論を重ね、研修プログラム(案)の作成までを行った。このプログラムの検証は、中高教員を対象に次年度初旬の実施を計画している。 以上の研究内容に対応する当該年度の研究成果では、第39回全国英語教育学会において「現職教員の英語発音に関するパイロットスタディ」として学会発表を行った(共同発表)。学術論文では、「教職課程における英語発音指導の位置付け」を外国語教育メディア学会紀要Language Education & Technology 50号に査読付き論文として掲載された。また、「現職教員の発音力強化に必要な要素の分析および教員研修用の発音指導プログラム」を関西国際大学コミュニケーション研究所が発行する叢書第12号に掲載した(いずれも共著)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要でも述べた通り、応募書類に記載している研究計画では、平成23年度は各大学の教職課程の実態調査(カリキュラムおよび必修科目のシラバス)、教員に対するアンケート調査と発音能力のパイロット研究、平成24年度は、教職課程の調査結果の集計と分析、教員に対するアンケートにより発音矯正プログラムの作成に着手、平成25年度は教職課程における発音指導プログラムを開発することと、教員の発音矯正プログラムの改訂作業というないようであった。教職課程の指導法プログラムの検証作業が予定通りではなかったが、それ以外は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、完成した教員研修プログラムを5月に実施する事で検証を行う。教職課程における発音指導法プログラムは、1大学で春学期に、もう1大学では秋学期に開講のため、検証作業は1月までかかる見込みである。そして、年度末には本研究の全貌についての報告書を完成させる計画を立てており、完了できる見込みができている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
学会発表で出張した人数が、当初予定より少なかったことが旅費の金額で少なくなったためである。 物品で使用したテスト代金の支払いが、年度を越えているため、支払金額が少なくなっている。 物品については、前年度使用予定であったテスト代金を、今年度に支払う予定である。
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