2011 Fiscal Year Research-status Report
小学校教員養成課程における外国語活動に対応した教員のビリーフ形成プログラム開発
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23520754
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
井狩 幸男 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (60193158)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 幸子 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 准教授 (50299244)
吉田 晴世 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40210710)
河内山 真理 関西国際大学, 教育学部, 准教授 (50290424)
泉 恵美子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (10388382)
福原 史子 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 講師 (70545988)
加賀田 哲也 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40278578)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | ビリーフ / 外国語活動 / 教員養成課程 / 教員研修 |
Research Abstract |
平成23年度より全ての公立小学校で実施されている外国語活動において、どのように教えるかという方法論が先行し、何の為に教えるかという目的論が後回しになる傾向を踏まえて、本科研では、教員養成課程、並びに教員研修で利用可能な教員のビリーフ形成のプログラムを開発し、外国語活動に対する問題意識を培うことにより、明確な目的意識を持ち、外国語活動をより適切に行う教員の育成を目指す。 平成23年度は、これまでに実施した教員のビリーフに関する調査データについて分析・考察し、教員のビリーフ形成のためのプログラムの骨子について検討した。具体的には、これまでに収集したビリーフに関する調査データの分析を踏まえ、ビリーフ形成のためのプログラム作成の基礎となるコースデザインについて、高橋と福原が、昨年6月と7月に学会で発表を行った。また、外国語活動を指導する教員のビリーフに関するアンケートの調査項目を、本科研のメンバー全員で検討した後、吉田が8月に現職教員約250名を対象としたアンケートを実施し、回収したアンケートについて、全員で約一月かけて分析を行った。以上の活動を基に、今後の研究の進め方について本科研のメンバーの間で共通理解を得る為に、今年の1月8日に会合をもち、教員のビリーフ形成のためのプログラム作成に向けて、関連する問題を議論した。さらに、3月10日にも会合をもち、平成24年度の科研の進め方について話し合った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り、現職教員を対象としたアンケートを実施し、教員のビリーフ形成のためのプログラム作成に向けて、基礎資料を収集することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は、教員養成課程の学生を対象としたアンケートを実施し、前年度と今年度のアンケートの分析を基に、教員のビリーフ形成のためプログラム原案の作成を目指す。また、研究発表やシンポジウムにおいて、前年度と今年度のアンケートの分析に基づく発表を行う。 平成25年度は、前年度までの調査・分析を踏まえて、教員のビリーフ作成のためのプログラムを完成させ、具体的な提案を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は、本科研の最終年度となるため、教員のビリーフ形成のためのプログラムを完成させることを目標とする。この目標に沿って、国内外での研究発表を予定している。また、教員のビリーフ形成のためのプログラムの提案と併せて、本科研3年間の調査・分析の結果を報告書にまとめる。
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Research Products
(6 results)