• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2012 Fiscal Year Research-status Report

明治期の日米文化交流史における来日アメリカン・ボード宣教師と同化の諸問題

Research Project

Project/Area Number 23520787
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

伊藤 豊  山形大学, 人文学部, 准教授 (40344775)

Keywords文化交流史 / 来日宣教師 / 明治時代 / 同化 / ABCFM
Research Abstract

本研究の目的は、異質な集団間の文化交渉における同化の問題を、日米文化交流史における来日アメリカン・ボード宣教師の事跡を具体的な分析対象としつつ、歴史的に探求することである。科研費交付希望期間である3年間で実現を目指すのは、大きく分けて以下の3点である。(1) アメリカン・ボード来日宣教師に関する一次資料の収集。(2) 同上テーマに関する二次資料の追加的収集。(3) 収集した資料の読解・分析を行い、そうした作業を通じて得られた新たな知見と成果を、論文・学会発表の形で公表する。本年度は前年度に引き続き、文献資料の検索・収集・分析を実施した。特に研究テーマに関する包括的な一次資料集である「アメリカ外国伝道委員会記録文書集」(マイクロフィルム)の追加分を購入し、読解・分析を進めた。これらの資料を整理・分析していく作業は、現在まで進行中である。具体的には、収集資料の整理をアルバイト人員の手を借りつつ進め、あわせて資料の読解ならびに必要部分の翻訳作業に着手し、対象資料の時代的な背景分析と歴史的な位置づけ作業を、引き続きおこなっている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

上記の研究目的のうち、(1)アメリカン・ボード来日宣教師に関する一次資料の収集、および(2)同上テーマに関する二次資料の追加的収集については、これまで取り組んできたABCFM日本ミッション文書の分類整理がいちおう完成し、文書本体に詳細なインデックスを付加した形で、同志社大学人文科学研究所に返却することができた。また目標(3)収集した資料の読解・分析を行い、そうした作業を通じて得られた新たな知見と成果を、論文・学会発表の形で公表する、に関しては、資料の分析と論文の執筆がともに進行中であり、来年度中には成果を公表することが可能であろう。総じて、研究はおおむね順調に進展していると言える。

Strategy for Future Research Activity

今後は、収集資料の読解ならびに分析を完成させ、学会や研究会発表を通じての研究成果を公表しつつ、論文の執筆と投稿を進めることを目標とする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究費の使用計画を項目別に述べれば、現在のところ以下のようになる。
・追加資料の収集の継続による資料収集の完成(必要に応じて短期の訪米がありうる)。
・学会発表のための旅費や論文投稿料。
・収集資料の整理のためのアルバイトの人件費。

URL: 

Published: 2014-07-24  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi