2013 Fiscal Year Annual Research Report
衛生植物検疫協定にいう無害無病地域の紛争解決機能と活用に向けた総合的研究
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23530056
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| Research Institution | Kinki University |
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Principal Investigator |
浜田 太郎 近畿大学, 経済学部, 准教授 (00454637)
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| Keywords | 国際経済法 / 植物検疫 / SPS協定 / 台湾 |
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| Research Abstract |
第1に、本研究が予定していた海外現地調査を完了した。これまで輸出国植物検疫当局、生産者、輸出企業がいずれもインタビュー調査の受け入れに難色を示し、断られていた。本研究では、このように研究が当初計画どおり進行しない場合の対応として、アポイント取り付けを公正貿易センターに依頼することを予定していた。しかし、政府主導による公益法人の統廃合で同センターが廃止され、現地調査が実現できなかった。しかし、本年度は、近畿大学農学部の諸先生の協力を得て、本研究が当初から予定していた台湾への現地調査を実現した。中国文化大学園芸系熊同銓准教授と共同研究を実施し、3月24日から29日まで台湾を訪問し、植物検疫当局、生産者、輸出者に対する調査・インタビューを実施するとともに、26日同大学において研究報告を行った。同研究報告においては、研究者、政府、輸出企業からいずれも出席を得て有益な意見交換を行った。
台湾への現地調査については、当初1月に実施予定であったが、台湾側の都合で年度末直前に実施されることとなった。このため、現地調査報告も含めた本研究の成果報告については、4月18日国際経済法研究会で実施した。現在英語論文を執筆中であり、年末までに投稿予定である。
第2に、本研究の理論的側面については、昨年10月13日の国際法学会において、「WTO協定と地域貿易協定の多元的法秩序」とのテーマで報告を行った。現在報告に基づき論文を執筆しており、近日中に国際法外交雑誌に投稿予定である。また、英文誌についても、現在論文を執筆中であり、年末までに投稿予定である。
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