2013 Fiscal Year Annual Research Report
共生と脱覇権の国際秩序像-英国学派国際関係論による包括的検討
Project/Area Number |
23530204
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
佐藤 誠 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70205962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大中 真 桜美林大学, 人文学系, 准教授 (70310331)
SHANI Giorgiandr 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (40569993)
安藤 次男 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (50066726)
龍澤 邦彦 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (40255162)
陳 慶昌 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 准教授 (50569788)
佐藤 史郎 大阪国際大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (40454532)
宮崎 麻美 熊本学園大学, 経済学部, 講師 (60579332)
山中 仁美 名古屋商科大学, 経済学部, 准教授 (30510028)
池田 丈佑 大阪大学, 国際公共政策研究科, 研究員 (50516771)
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Keywords | 英国学派 / 国際関係論 / 国際社会 / 国際正義 / 国際秩序 / 国際研究交流 / ブル / アナーキカル・ソサイエティ |
Research Abstract |
2013年度は3年間の本プロジェクト最終年度に当たるため、研究の総括も兼ねて2つの成果発表を中心に研究を展開して社会的貢献を目指した。第一は、これまでのメンバーの研究会・学会などでの発表の積み重ねにたって研究書を刊行したことである(佐藤誠・大中真・池田丈佑編『英国学派の国際関係論』日本経済評論社、2013)。英国・アベリストウィズ大学のアンドリュー・リンクレイター教授とヒデミ・スガナミ教授からの寄稿も受けた。英国学派に焦点を合わせた初の研究書で13章からなる。 第二は、2014年2月26日に立命館大学で開催した国際シンポジウム「国際理論の先端―英国学派とポスト西洋型国際関係理論を超えて」である。リンクレイター教授とスガナミ教授が問題提起を行い、それにたいしてメンバーおよび同大学院生や一般参加者が批判やコメントを行った。 このシンポジウムは、2011年度にリンクレイター教授とスガナミ教授(2012年3月)、2012年度には2012年11月にチョー・ヨンチョル博士(インド・OPジンダル大学)、2013年3月にシー・チーユー教授(台湾国立大学)およびイアン・ホール博士(オーストラリア国立大学)を招聘し、それぞれセミナーやシンポジウムを行ってきた蓄積の上にたっている。また海外から招聘するだけではなく、メンバーが国際学会で報告、あるいは現地で一次資料を調査(LSEアーカイブスでのワイト文書)するなど国際的ネットワーク形成をめざす活動を重ねてきた。 以上のような先端的活動とならんで、英国学派や国際関係論の基本文献の地道に読み込む活動も重視し、基礎理論研究会として活動を続けた。その中心は若手研究者と院生で、2013年度は3回開催された。
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Research Products
(13 results)