2012 Fiscal Year Research-status Report
日本・韓国・台湾における外国人労働者政策と支援システムに関する国際比較研究
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23530266
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
佐野 孝治 福島大学, 経済経営学類, 教授 (10245623)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 恵 福島大学, 行政政策学類, 教授 (90302314)
村上 雄一 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (10302316)
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Keywords | 国際研究者交流 / 外国人労働者 / 韓国 / 台湾 |
Research Abstract |
本研究の課題は、日本・韓国・台湾における外国人労働者政策と支援システムの実態について、統計分析、文献研究およびアンケート調査、ヒアリング調査をもとに比較分析することである。また日本における研修生・技能実習生の就労・生活の実態をアンケート調 査、ヒアリング調査により明らかにする。さらにこの実態調査と比較分析をもとに外国人労働者と共生していくためのアクションプランを策定する。この目的を達成するため、平成24年度は、研究計画に従い、以下の研究を行った。 第一に、日本、韓国、台湾において公表された外国人労働者に関する統計データや先行研究文献を収集するとともに、その分析を行った。 第二に、ベトナム調査を実施し、帰国後の研修生の状況に関する調査を行った。 第三に、外国人研修生について、弁護士らと協力しながら支援するとともに、支援ネットワークの構築を図った。 第四に、台湾におけるフィールドワークを実施した。当該年度は台北市の外国人支援団体・機関のヒアリング調査を行った。最後に韓国へのフィールドワークは、竹島問題に起因する日韓関係の悪化により、中止せざるを得なくなったが、外国人労働者政策の前提となる韓国経済の現状を分析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
東日本大震災・原発事故以降における外国人の生活実態調査および多文化共生の視点からの福島の地域コミュニティ再生に関する研究を協力して実施していることは意義があるといえる。また外国人研修生に対する支援システムの構築、台湾へのフィールドワークも着実に実施している。さらに各種学会、シンポジウムでも積極的に報告し、著書なども出版している。以上のことから、「おおむね順調に進展している」と自己評価している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、研究計画に従い以下の通り実施する予定である。 1.文献収集と分析の実施。 2.日本国内の外国人労働者支援団体・機関に対するアンケート調査。地方自治体、中小企業団体中央会、外国人労働者支援NGOを対象とし、郵送により発送・回収する。 3.韓国におけるフィールドワークの実施、当該年度は外国人労働者の密集居住地域である安山市の政府系機関、市民団体、協会など対象にヒアリング調査を実施する。 4.台湾におけるフィールドワークの実施、当該年度は台北市における外国人労働者の支援システムを明らかにするため、市民団体などに対するヒアリング調査を行う。 5.研究成果の公開と情報発信のため、ベトナム、韓国、台湾の関係者を招へいし、福島大学において外国人労働者に関する国際シンポジウムを計画している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
主な支出項目として、国際シンポジウムの開催費用、韓国と台湾におけるフィールドワークに必要な旅費と資料などの物品費の使用を予定している。
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Research Products
(9 results)