2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23530461
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
鳥羽 達郎 富山大学, 経済学部, 准教授 (40411467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 三郎 富山大学, 経済学部, 教授 (70205342)
佐々木 保幸 関西大学, 経済学部, 教授 (20268288)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 企業の社会的責任 / 小売業 |
Research Abstract |
平成23年度は、「先行研究・関連研究のレビュー」と「分析対象企業の情報収集」を研究課題に掲げてきた。まず、小売業の社会的責任にかかわる先行研究と関連研究のレビューを実施してきた。また、分析対象企業のCSR活動にかかわる資料の収集と整理にも取り組んだ。分析対象企業の情報収集が捗ったために、家具(ホームファニッシング)専門店の「イケア」、カジュアル衣料の「H&M」、そして総合スーパーの「カルフール」についての実証研究に着手し、その基礎的な成果を学会報告やワーキングペーパーという形で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度の研究目標としては、「先行研究・関連研究のレビュー」と「分析対象企業の情報収集」を掲げている。前者については、国内外の先行研究を渉猟している最中にある。後者については、情報収集に留まらず事例研究にも着手している。また、学会報告やワーキングペーパーの発表にも取り組んできた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は、「収集した企業情報の整理」と「実態調査の実施」を研究課題に掲げる。前者については、平成23年度に収集した情報を用いて、分析対象企業について個別の事例研究に取り組む。具体的には、活動内容の質的側面と量的側面について把握することで、各企業の特徴を比較検討する予備的な研究として位置づける。次いで、後者については、分析対象企業の視察調査や聞き取り調査を実施する。実態調査に取り組むことによって、公開される報告書等からは得ることができない情報収集に努める。また、報告書等を通じて公開される情報の内容と現場の取り組みについての整合性を確認することを目標とする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成23年度においては、「基礎研究に必要な書籍」「研究資料等の研究基盤の整備」「企業の視察調査」、そして「学会報告」などに研究費を利用してきた。次年度においては、調査活動や学会活動など研究活動の実質的な部分に研究費を活用させて頂くことを計画している。
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