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2011 Fiscal Year Research-status Report

若者の趣味的活動についての社会関係資本論的研究

Research Project

Project/Area Number 23530653
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

浅野 智彦  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00262220)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords趣味縁 / 社会参加 / 社会関係資本
Research Abstract

若者を中心とした趣味を媒介とするネットワークを社会関係資本として分析するのが本研究の目的である。初年度は、次年度の量的調査の準備として各種関連文献のレビューおよび他の研究者による調査データの二次分析を行った。結果として、若者を対象とする場合、社会人と学生とで大きく異なるようであること、また趣味縁と機能的に等価な各種のネットワーク(友人関係、職場関係)などを視野におさめて比較する必要があること、趣味を介したネットワークが公共的な活動に対して正の効果を持つのみならず、例えば(教育から労働市場への)移行過程においても正の効果を持つこと、社会参加の形態が多様であり質問に工夫が必要であることなどがわかった(例えば計画停電時の節電ゲーム等)。それをふまえ、また先行調査の項目を参照しつつ、調査票の原型を作成した。調査票の構成は以下のようになる。1 基本的属性についての質問群(性別、年齢、社会経済的な地位に関する諸質問)、2 趣味縁に関する質問群(趣味集団への所属、趣味をともに行う友人の有無)、3 趣味以外のネットワークについての質問群(友人関係、職場縁、いわゆる相談ネットワーク)、4 社会参加に関する質問群(古典的な参加活動、新しいタイプの活動:購買活動を通しての社会参加やネット上での参加など)以上の項目から構成される質問票を用いて10代後半から40代までを対象とした調査を実施することが次年度の課題となる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度は、二年目の調査実施の準備の年であり、年度末の時点で準備はほぼ完了している。よっておおむね順調に進展していると判断した。

Strategy for Future Research Activity

初年度に作成した調査票を用いて調査を実施し、その分析に当たる予定である。3年目にはその分析結果をもとに各種の学会で報告し、また論文や書籍の執筆に当たる。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度の中心的な仕事は調査の実施である。調査会社と相談しつつ、都市部で500から700サンプル程度の調査を行う。そのほかに資料やデータの整理に謝金を支出する。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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