2012 Fiscal Year Research-status Report
利用者本位の介護サービス評価システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
23530740
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
鬼崎 信好 久留米大学, 文学部, 教授 (90148958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本郷 秀和 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (90405556)
永田 千鶴 熊本大学大学院, 生命科学研究部, 准教授 (50299666)
村山 浩一郎 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (60389484)
荒木 剛 西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (90465766)
松岡 佐智 福岡県立大学, 人間社会学部, 助教 (00405557)
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Keywords | サービス評価 / 介護保険制度 / 権利擁護 / 介護サービスの質 / 利用者本位 |
Research Abstract |
本研究の全体の目的は次の4点である。①実質的に、全国どこでも一定の質が担保された介護サービスを利用者が受けられるシステムを理論上構築すること(北欧の取組みを踏まえ、わが国での適応スタイルを模索する)、②介護サービス利用者の権利擁護機能をサービス評価手法の開発を通じて向上させること、③事業所・施設が提供するサービスのチェック体制が介護サービスの従事者の意識改革と専門性の向上をもたらすこと、④介護サービスに関わる人材・資金・制度等の資源を更に有効活用できるようにすること、である。 以上の研究目的を踏まえて、今年度の本研究の取り組みとしては、以下の3点の通りである。 (1)北欧諸国の介護サービス評価に関するヒアリング調査準備:北欧諸国での調査に向けけ、ヒアリング調査項目の確定。 (2)北欧諸国(フィンランド・スウェーデン・デンマーク)における介護サービス評価事業のヒアリング調査及び関連資料の収集。①ヒアリング調査:介護サービス評価の現状を施設及び関係省庁や介護施設等を訪問し、把握した。②資料収集:福祉先進国といわれる北欧諸国(フィンランド・スウェーデン・デンマーク)における利用者本位の介護サービス評価に関わる先行文献を収集・整理した。 (3)福岡市で平成12年10月から取り組まれている市単独の評価事業の評価結果を入手し、分析方法等の検討。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
福岡市の評価事業の評価結果を入手するにあたり、調査結果の情報の守秘義務や取り扱い方法について、実施主体である福岡市社会福祉協議会と数回にわたり検討を行い、データの入手に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究方策について、平成25年度の具体的取組みとしては、福岡市で平成12年10月から取り組まれている市単独の評価事業の評価結果の集計・分析を行う。約600事業所・施設(2年ごとの更新分含む)の「利用者評価」「自己評価」及び「第三者評価」の結果データが得られたので、①サービスごとの評価結果、②提供主体ごとの評価結果、③初回受審と更新受審の比較等を行う。この比較を通じて、サービス評価の手法・有用性等を検討し整理する。 また、平成24年度及び25年度に実施予定の介護サービス評価に関する北欧でのヒアリング調査結果を整理・分析する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は、大きく分類して次の2点にて研究費を執行する。 (1)福岡市の評価結果の集計・分析(必要経費:物品費、人件費) (2)フィンランドの介護サービス評価事業のヒアリング調査及び関連資料の収集(必要経費:海外旅費、謝金(通訳雇用費)
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