2014 Fiscal Year Annual Research Report
利用者本位の介護サービス評価システムの開発に関する研究
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23530740
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
鬼崎 信好 久留米大学, 文学部, 教授 (90148958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本郷 秀和 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (90405556)
永田 千鶴 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50299666)
村山 浩一郎 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (60389484)
荒木 剛 西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (90465766)
松岡 佐智 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (00405557)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 社会福祉基礎構造改革 / 介護保険制度 / 第三者評価 / 受審 / 利用者評価 / 自己評価 / 介護サービス / 北欧の介護サービス |
Outline of Annual Research Achievements |
サービス利用者の保護と契約に基づき提供されるサービスの質を確保・向上させるシステムの確立が求められるようになった。しかし、サービス利用者は、事業者・施設と比べ情報量が圧倒的に少なく(情報の非対称性)、また判断をする上で多くの困難があることも指摘され、利用者保護の観点からも新たな制度の事業化(第三者評価事業)の充実が重要になってくる。特に第三者評価事業を実施することにより、福祉サービスの質の維持・確保・向上がより一層図られることが期待され、あわせて第三者評価の結果が公表されることにより、一層図られることが期待され、あわせて第三者評価の結果が公表されることにより、サービス利用者の選択に必要な情報提供ツールとして、その活用が期待されることになる。 しかし現実の問題として、サービスの第三者評価制度は受審が義務化されているわけではなく、また、その後の政治経済情報の変化等により、当初の狙い通り進んできているとは言い難い。その意味でも我々の研究が意味を持ってくるといえる。 そこで、(1)我々は従前から本格的に単独事業として本格的に取り組んできた福岡市の介護サービスの貴重なデータをを分析するとともに、(2)先進国のケース・スタディとしてフィンランドの取り組み状況の調査に取り組むことにした。(わが国の場合、介護サービスを含む福祉サービスの評価制度は、高齢者グループホームの第三者評価制度は展開されてきたが、その他のサービスの評価制度は緒に就いたばかりで、本格的に展開されているとは言い難いが、社会的養護を必要とする児童を対象とする児童福祉施設は義務化されるようになり、少しは進んできているとはいえるが、未だに全体的な取組みにはなっていない)。著書(2点)、調査レポート(1点)、調査報告書(1点)を取りまとめた。
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Research Products
(3 results)