2011 Fiscal Year Research-status Report
対人援助職者の心理的特性の解明とそれに適合するストレスマネジメント技法の開発
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23530932
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Research Institution | Kyoto Bunkyo University |
Principal Investigator |
佐藤 安子 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (60388212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 優年 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (00144098)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 対人援助職者 / 心理的特性 / 援助 |
Research Abstract |
ヒューマンサービスに従事する対人援助職者のストレス対処の仕組みにおける心理的特性を解明すること、この特性に適合したバーンアウトを防止する実用性・汎用性の高いストレスマネジメント技法を開発することである。今後3年間を目途として基盤的研究を遂行する。全体の構想は、(1)ストレス反応の自己制御能力を測定する心理尺度の開発、(2)この尺度を用いた対人援助職者に特有のストレス対処の仕組みの解明、(3)それに適合しかつ対人援助職者のニーズに応じたストレスマネジメントの技法の開発、である。予想される結果と意義は、援助専門職のエンパワーへの貢献とヒューマンサービス利用者への適切な援助方略の促進である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度の研究実施:ストレス対処プロファイリングをもとに基礎データを収集する。対象は大学生で京都府の大学生250名であった。
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Strategy for Future Research Activity |
看護職150名に研修の中で質問紙をとり、(1)心理的特定の結果を出す。(2)各自のストレスプロファイリングを出力し、本人にフィードバックする。これは自己の振りかえり用である。(3)主催者と、フィードバックの内容について検討する。これは研修を行う側として、どのような情報が必要かを検討するためである。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前述したように、看護職150名への質問紙による調査集計を核とした一連の調査活動、集計、プロファイリング、フィードバックに係るマンパワーを中心とした諸経費の執行を行う予定である。
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