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2013 Fiscal Year Research-status Report

退職養護教諭を活用した新規採用者研修の課題と今後の展望

Research Project

Project/Area Number 23531091
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

下村 淳子  愛知学院大学, 心身科学部, 准教授 (60512647)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 典子  東海学園大学, 教育学部, 教授 (80552348)
Keywords養護教諭 / 新規採用者研修 / スクールヘルスリーダー / 専門研修 / 退職養護教諭 / 力量向上
Research Abstract

本研究は退職養護教諭を活用した新規採用養護教諭研修(専門研修)やスクールヘルスリーダー派遣事業の効果的な研修プログラムの開発を目的としている。平成25年度は新規採用養護教諭研修の実態と課題を明確にした上で、全国の自治体で活用できる資料を作成することにある。これまでに行った調査や試行中の新規採用養護教諭研修の成果を評価することで、退職養護教諭が活用できる研修プログラムを提案する。具体的には、以下の1~5の内容を盛り込むことが確認され、現在執筆中である。1.新規採用養護教諭研修とスクールヘルスリーダー派遣制度の指導実態のまとめと課題および改善点、2.新規採用者研修とスクールヘルスリーダー派遣制度の受講者からみた研修の効果と改善内容、3.「研修指導プログラム(試案)」の活用方法、4.退職養護教諭のための研修プログラム(試案)、5.参考資料などである。
現在、平成25年度スクールヘルスリーダー派遣制度を利用した1組の養護教諭と研修指導員の協力を得て、詳細な資料を収集している。研修の中で実際に用いた教材やワークシートなどは、研修指導員が今後研修指導をする上で良き資料となろう。できるだけ多くの資料が盛り込めるように、現在準備をしているところである。
本来は平成26年3月で終了する予定となっていたが、以上の理由から1年間研究期間を延長した。平成27年度の新規採用養護教諭研修・スクールヘルスリーダー派遣事業に活かしてもらえるよう、8月までに執筆・編集作業を終え、11月発行、12月発送作業を予定している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成25年度はこれまでに実施した①教育委員会に対するアンケート調査、②新規採用研修のモデル案、③「効果的な研修指導プログラム(試案)」の試行、④新規採用養護教諭に対して、研修前後の職業意識・自己肯定感情の変化、職務の遂行度合い、について分析・検討を行った。また、スクールヘルスリーダー派遣事業の一環として、研修中の1養護教諭と研修指導員に密着して、細かな指導内容を示す資料を収集している。これら内容を精読するとともに、さらに質の高い指導プログラムの構築を目指している。退職養護教諭を活用した新規採用研修とスクールヘルス派遣事業の現状と抱える課題を明確にしたこと、教育委員会の指導主事らに対し、広く協力を呼びかけたことなどが、研究の大きな進展につながったと考える。

Strategy for Future Research Activity

現在、新規採用養護教諭研修の実態と課題を明確にした上で、全国の自治体で活用してもらうための報告書を作成している。これまでに行った調査や試行中の新規採用養護教諭研修の成果を評価することで、退職養護教諭が活用できる研修プログラムを提案する。具体的には、以下の1~5の内容を盛り込む予定である。1.新規採用養護教諭研修とスクールヘルスリーダー派遣制度の指導実態から、現状の課題と改善内容、2.新規採用者研修とスクールヘルスリーダー派遣事業の受講者からみた、研修の効果と改善内容、3.「研修指導プログラム(試案)」の活用方法、4.退職養護教諭のための研修プログラム(試案)、5.資料などである。さらに平成25年度スクールヘルスリーダー派遣事業を利用した1組の養護教諭と研修指導員の用いた資料を添付するべく準備をすすめている。研修の中で実際に用いた教材やワークシートなどは、研修指導員が今後研修指導をする上で良き資料となろう。できるだけ多くの資料が盛り込めるように、現在準備をしているところである。8月までに執筆を終え、11月発行、12月発送を予定している。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

本研究の計画では、最終年度の補助期間内に研究成果を報告書として、教育委員会の学校保健担当者に配付する予定としていた。しかしながら、平成25年度スクールヘルス派遣事業にて研修を受けている養護教諭らの協力が得られたことから、1年間にわたって実際に指導に用いたワークシートや指導案などを収集している。このことから平成25年度中に報告書を作成すれば、貴重な資料を盛り込めず、資料としての価値が下がってしまう。そこで、平成25年度終了後に報告書を作成することが成果をよりよいものにすると判断し、研究期間を平成26年度末までに延長した。
研究費の使途は、報告書の印刷費と報告書の発送費である。平成23年に行ったアンケートに協力してくれた40の自治体関係者と東海地区養護教諭団体代表者、養護教諭を養成する大学教員ら寄贈分を含めて100冊の印刷代金とその送料に充てる。報告書の原稿は8月までに書き終え、印刷業者を選定のうえ、9月から10月にかけて編集作業、11月に発行を目指す。12月に各教育委員会の養護教諭研修担当者に配付する予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2014 2013

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] Study on the Risk Factors of Injuries Resulting in Hospitalization in Primary School Students2013

    • Author(s)
      Junko Shimomura,Ichizo Morita,Haruo Nakagaki,Isao Ohsawa,Yuzo Sato
    • Journal Title

      Journal of Japanese Association of School Health

      Volume: 9 Pages: 33-44

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 児童生徒に対する養護教諭の関わり方に関する研究4-タッチングする側から捉えた実態と課題-2013

    • Author(s)
      下村淳子,林典子,戸田須恵子,石田妙美,井澤昌子
    • Organizer
      第60回日本学校保健学会
    • Place of Presentation
      聖心女子大学
    • Year and Date
      20131116-20131117
  • [Book] スキルアップ養護教諭の実践力―レッツチェック「養護教諭の活動」―2014

    • Author(s)
      林典子, 下村淳子,鎌塚優子,井澤昌子,大野志保
    • Total Pages
      131
    • Publisher
      東山書房

URL: 

Published: 2015-05-28  

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