2013 Fiscal Year Annual Research Report
教職員の意識と行動の特性を踏まえた校内支援体制に関する研究
Project/Area Number |
23531323
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
植木田 潤 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (20509145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 倫代 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, その他部局等, その他 (00300715)
笹森 洋樹 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, その他部局等, その他 (40419940)
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Keywords | 特別支援教育 / 校内支援体制 / 学校アセスメント |
Research Abstract |
(研究実施状況) 研究の最終年度および研究期間全体を通じて、研究計画に基づき、以下のことに取り組んだ。 1.学校コンサルテーションおよび教員集団のアセスメントに関わる,国内外の先行研究や文献および資料等を収集し精査した。2.初年度に作成した「校内の意識および行動アセスメント」調査用紙を,研究協力校8校において,学年の始まりと学年の終わりの2回で実施した。調査は郵送および実地調査の形態で行い,実地調査においてはアセスメント調査の有効性や利便性について,各研究協力校および特別支援教育コーディネーターに対する直接の聴き取り調査を行った。3.8校の研究協力校を,毎月のコンサルテーションと年間1~2回の研修を実施するグループ,年間1~2回程度の研修を実施するグループとに分けて,教職員の意識及び組織作りに対する介入を行った。年度末に実施したアンケート調査の結果を検証し,介入の効果とアンケート調査そのものの有効性を検証した。 (本年度および研究期間の研究成果) 1.昨年度と同様に,研究協力校において「校内の意識および行動アセスメント」を実施し,その結果に基づいて年間の教職員研修やコンサルテーション,事例検討などの方向性を検討した。2.実際に,教職員に対する研修,コンサルテーション,事例検討などの介入を行い,教職員の意識や行動の変容を試みた。また、その結果に対する効果について,「校内の意識および行動アセスメント」を用いて検証した。3.数校の研究協力校を訪問して,実際に本アセスメントを実施した上で聴き取り調査を行い,本アセスメントの有効性や利便性の検討を行った。4.「担任」,「担任を持たない教員」,「管理職および養護教諭」の3種類で作成し,調査結果の入力から集計,分析,結果の提示までをPC等の電子機器上で簡易に行えるよう電子化したプログラムについて,その利便性や改善点について検討した。
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Research Products
(1 results)