2013 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子改変酵母を用いた食品成分代謝物調製技術の開発
Project/Area Number |
23580179
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
生城 真一 富山県立大学, 工学部, 准教授 (50244679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊 利之 富山県立大学, 工学部, 教授 (70293909)
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Keywords | ポリフェノール / UDP-グルクロン酸転移酵素 / グルクロン酸抱合 / 硫酸基転移酵素 / 硫酸抱合 |
Research Abstract |
本申請課題における最終年度は出芽酵母発現系を用いたグルクロン酸抱合体及び硫酸抱合体の合成システムの充実を図るために、次の点について研究を進めた。1)抱合化酵素発現の評価:これまでに発現した哺乳動物由来UGT分子種45種について複数の抱合化基質を用いて機能評価をおこなった。発現酵母株の保存、マイクロディープウエルを用いたスモールスケールでの抱合能の測定系を構築することで多様な化学構造を有する基質に対する抱合反応の評価を行うことを可能にした。2)抱合体合成条件の検討:スケールアップ時の条件について反応体積、基質濃度、反応時間やpH条件などの検討を行い、最適条件の探索をおこなった。また、菌体培養における市販培地に相当する自作培地(各成分を混合したもの)を調製することにより培養コストを10分の1に低減した。3)UGT及びSULT同時発現株の構築とヘテロ抱合体の合成:遺伝子組み込み型と自律複製型発現ベクターを組み合わせることによってUGTとSULTを同一菌体で発現させる系を構築した。いくつかの分子種の組み合わせにおいてはケルセチンを基質にした場合、両抱合基が付加されたヘテロ抱合体の生成が確認された。
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[Journal Article] A Possible Mechanism for 2,3',4,4',5'-Pentachlorobiphenyl-Mediated Decrease in Serum Thyroxine Level in Mice2013
Author(s)
Kato Y, Onishi M, Haraguchi K, Ikushiro S, Ohta C, Koga N, Endo T, Yamada S, and Degawa M
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Journal Title
Biol. Pharm. Bull.
Volume: 36
Pages: 1594-1601
Peer Reviewed
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