2012 Fiscal Year Research-status Report
微高圧炭酸ガス殺菌技術のメカニズムと適用性に関する基礎的・基盤的研究
Project/Area Number |
23580191
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
岩橋 均 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (60356540)
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Keywords | 炭酸ガス / 殺菌技術 / 酵母 / ゲノミクス / メタボロミクス / 食品 |
Research Abstract |
24 年度にはメタボロミクス解析を終了する予定であったが、条件検討が定まらず、遂行できていない。GFP で標識された膜局在タンパク質に対する蛍光顕微鏡観察、さらに、誘導遺伝子、誘導されないが誘導機能群に属する遺伝子等に対する分子生物学的改変や解析に関しては予備的検討は終了している。メタボロミクス解析終了後に確定実験を行う。一方、遅れていた適用微生物種プロファイリングの作成に関する研究では、20種類以上の微生物種(Saccharomyces cerevisiae, Escherichia coli, Candida pseudointermedia, Candida pseudointermedia, Pichia guilliermondii, Pichia guilliermondii, Rhodotorula mucilaginosa, Wickerhamiella domercqiae, Zygosaccharomyces bisporus, Zygosaccharomyces bisporus, Bacillus amyloliquefaciens, Bacillus coagulans, Bacillus licheniformis, Bacillus subtilis, Buttiauxella agrestis, Pseudomonas fluorescens, Pseudomonas stutzeri, Pseudomonas syringae, Raoultella planticola, Stenotrophomonas maltophilia, Acineto coagulans, Bacillus megaterium)について、殺菌効果を評価することができた。25年度は、入手可能な菌株に関して補足的に追加を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
メタボロミクス解析に関して、条件検討が定まらず、遂行できていない。解析は依頼分析で行う予定であり、費用がかさむため、再依頼ができないため慎重を期した。
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Strategy for Future Research Activity |
従来の研究計画では、25年度は以下のの予定であった。 ① 殺菌メカニズム解析(確認実験の追加) 25 年度には、定法に従い分子生物学的改変や解析実験を通して、確認実験や補足実験を追加、さらには、論文作成などの成果発信が中心的課題となる。 ② 適用微生物種プロファイルの作成(より広範に) 25年度には、24年度に評価したタイプカルチャーに追加を行い、広範なプロファイリングを完成させる。 前年度遅れていた②に関しては、遅れを取り戻し、計画通りに実施する予定である。①に関しては、メタボロミクス解析を終了、殺菌メカニズムに関する研究を25年度も引き続き行う。GFP で標識された膜局在タンパク質についても蛍光顕微鏡観察、さらに、誘導遺伝子、誘導されないが誘導機能群に属する遺伝子等に対する分子生物学的改変や解析に関しても終了し、論文作成などの成果発信を行っていく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
メタボロミクス依頼分析に約100万円程度を予定している。この他、培地や分子生物学試薬に150万円程度が必要であり、学会参加などの旅費(20万円程度)も必要となる。極力節約に努め研究計画の遂行を図る。
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Research Products
(4 results)