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2012 Fiscal Year Research-status Report

多色細胞系譜追跡法による胸腺上皮細胞ネットワーク構築過程の解析

Research Project

Project/Area Number 23590479
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

保坂 直樹  関西医科大学, 医学部, 講師 (30388459)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 比舎 弘子  関西医科大学, 医学部, 講師 (90151422)
槇 政彦  関西医科大学, 医学部, 講師 (80297001)
神田 晃  関西医科大学, 医学部, 講師 (70375244)
Keywords胸腺 / 胸腺上皮細胞 / 細胞融合 / 骨髄移植
Research Abstract

胸腺はT細胞の教育を担当し不要なT前駆細胞のpositive selection, negative selectionが行われており、その重要な機能を担う細胞として、胸腺上皮細胞が知られている。その存在位置から、皮質胸腺上皮細胞(c-Tec)と髄質胸腺上皮細胞(m-Tec)に分類され、前者がpositive selection,後者がnegative selectionを担当しているとされている。しかし双方ともマウス胎生期e12.5に出現するFoxN1陽性細胞に由来すると考えられている。私達はこれまでの予備的検討において発生期における胸腺上皮細胞の細胞融合を見いだしており、免疫異常モデルマウスを用いて免疫異常、あるいは免疫調整機能における役割の解析を行っている。2年目は予備的な結果にて得られた発生過程における細胞融合をに関与する細胞について詳細に解析した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

(1) Rosa26-RFPマウスの骨髄をRosa26-GFPマウスに骨髄移植し、成体において血球細胞と胸腺上皮細胞の間に細胞融合(RFP/GFP共発現細胞)が起こるか追試を繰り返して検討したが、今までのところ細胞融合が起こるという明確な証拠は得られなかった。
(2) 昨年の解析に引き続き、免疫染色にて発生過程において細胞融合を起こした胸腺上皮細胞の相手方の細胞を同定するために種々の細胞マーカーを免疫染色によってより詳細な解析を行った。
(3) FoxN1-Creマウスとレインボーマウス(ホモ)を掛け合わせ胸腺上皮細胞の発生のクローナリティ解析を行った。

Strategy for Future Research Activity

(1) 生理的条件下での細胞融合の有無を検証するためにRosa26-RFPマウスとRosa26-GFPマウスを並体結合して細胞融合(RFP/GFP共発現細胞)が起こるか検討する。また、Cre発現マウスとレインボーマウスとの並体結合にて胸腺上皮細胞に細胞融合(緑から赤、黄、青に変化)が起こっているかどうかを検討する。
(2) 胸腺上皮細胞同士の細胞融合の可能性も考え、胎生期のFoxN1陽性細胞を蛍光標識し、その動態を胎生経時的に解析する。
(3) 上述の実験系に自己免疫疾患マウスを交配するためのセットアップを行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

今後の研究の推進方策に合わせ、免疫染色(各種抗体を含む)、発生工学敵な解析、細胞融合の相手方細胞の特定、さらにマウスの交配・作製を中心に投資する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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