2014 Fiscal Year Annual Research Report
宿主遺伝子多型が抗HCV剤感受性に及ぼす機構の解明
Project/Area Number |
23590544
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
池田 正徳 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 教授 (30315767)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | IL28B / HCV / インターフェロン / IFN-λ |
Outline of Annual Research Achievements |
臨床でのインターフェロン (IFN)応答において宿主のIL28B遺伝子領域の一塩基多型(SNP)が重要であることが知られている。これまでに、日米のグループからrs8099917とrs1297860がIFN応答の予測に重要なSNPとして報告されている。本研究の過程で、これらのSNPとは異なるIFN応答性に関連するSNPとしてrs8113007を見出した。本研究では、IFN応答が宿主因子により異なる機構を解明するための培養細胞モデルを開発することを目的としているが、HCVの増殖が可能なHuH-7細胞とLi23細胞がそれぞれIFN抵抗型と感受性型であることがわかった。HuH-7およびLi23細胞で増殖するOR6細胞およびORL8細胞をIFN-α、IFN-λの感受性を検討したところ、IFN-αの感受性は両細胞間で有意な差は認められなかったが、IFN-λに対してはOR8細胞ではOR6細胞よりも薬1000倍高い感受性を示した。この結果はIFN感受性に関わるIL28B SNPsがIFN-λの応答性に関連していることを示唆しているものと思われる。
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[Presentation] Characterization of anti-HCV activity of N-251, a preclinical antimalarial drug, and its combination effect with DAA.2014
Author(s)
Ueda Y, Kim HS, Dansako H, Satoh S, Ikeda M, Doi H, Wataya Y, Kato N.
Organizer
21st international symposium on hepatitis C virus and related viruses
Place of Presentation
Banff, Canada
Year and Date
2014-09-07 – 2014-09-11
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