2013 Fiscal Year Annual Research Report
医学生における専門職連携教育の長期学習効果の評価とプログラムの有用性の検討
Project/Area Number |
23590586
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
朝比奈 真由美 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00302547)
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Keywords | 専門職連携教育 / 専門職連携能力尺度 |
Research Abstract |
【目的】専門職連携教育(Interprofessional Education、以下IPE)は、チーム医療実践能力を修得させることを目的として、多くの医療・福祉系の学部・大学で実施されるようになってきている。しかしIPEの長期学習効果を検討した報告は少ない。本研究の目的は医学生の卒業前後の期間の専門職連携能力を複数の評価法を組み合わせて経年的に評価し、IPEの長期学習効果を評価するとともに、プログラムの有用性を検証することである。 【方法】平成22年度に専門職連携能力評価尺度(Chiba Interprofessional Competency Scale、以下、CICS29)が研究代表者および連携研究者によって完成した。 平成23年度に本学医学部6年生に対しCICS29とKISS-18の尺度を用いて調査を行った。これらはIPE導入以前の学生、すなわち臨床前教育としてIPEを経験していない学生でありこれを次年度以降の調査に対する対照群とした。 平成24年度、25年度に本学医学部6年生に対し、同様にCICS29とKISS-18の尺度を用いて調査を行った。これらの学生はIPE導入初年度と2年目の学生であり、いずれも4年間の臨床前教育の一部としてIPEプログラムを修了して、5年生以降にクリニカル・クラークシップを行った学生である。 【結果】平成24,25年度の6年生のスコアは、平成23年度の学生と比較して有意に高い結果であった。 【考察】CICS29は臨床の現場において専門職連携実践の行動をはかる尺度である。IPEプログラムを修了した学生の方が高いスコアを獲得したということは、IPEプログラム修了後のクリニカル・クラークシップにおける臨床実践においてもより高い専門職連携能力を持つと考えられた。このことから臨床前教育としてのIPEは臨床実践においても有用であると考えられた。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] 千葉大学「亥鼻IPE」におけるFD/SDの効果測定の試み2013
Author(s)
高橋平徳, 小河祥子, 朝比奈真由美, 岡田忍, 酒井郁子, 関根祐子, 池崎澄江, 伊藤彰一, 大久保正人, 岡田聡志, 黒河内仙奈, 関根秀一, 田邊政裕, 前田崇, 山内かづ代, 宮﨑美砂子.
Organizer
第6回日本保健医療福祉連携教育学会
Place of Presentation
仙台
Year and Date
20131026-20131027
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