2012 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病地域医療連携コーディネーター養成プログラムの開発研究
Project/Area Number |
23590617
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
小谷野 肇 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80291897)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木所 昭夫 順天堂大学, 医学部, 教授 (00112706)
江本 直也 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50160388)
藤田 伸輔 千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (20268551)
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Keywords | 地域医療連携 / 糖尿病 |
Research Abstract |
糖尿病の循環型地域医療連携ネットワークに関わるコーディネーターには、疾患として糖尿病の知識が不可欠である。しかし、合併症を含めた糖尿病の知識は膨大であり、これを本研究の養成プログラムの一部とすると、直接の連携業務の部分との均衡を欠く恐れがある。そこで当初に計画していたごとく、千葉県糖尿病対策推進会議の千葉県糖尿病療養指導士/支援士制度(CDE-chiba)と連動することにした。CDE-chibaは日本糖尿病療養指導士と異なり、医療職以外も対象としており、本研究のプログラムの主な対象となる事務職も含まれる。われわれはCDE-chiba認定委員会委員(小谷野;更新小委員会長、江本;試験小委員会長)に参加し、制度設計、認定試験問題の作成、講習会のプログラムを作成した。平成24年11月に講習会と認定試験を実施し、約300人のCDE-chibaが認定された。CDE-chibaは平成25年度以降も継続的に認定作業および研修を実施する。本研究のプログラムの糖尿病の疾患理解の部分をCDE-chibaの研修プログラムと一致させることは、対象および内容から適切と考えられる。また、今後、本研究のプログラムをCDE-chibaの研修として実施することも検討している。連携業務の部分のプログラムについては、平成25年3月にセミナーを実施した。本研究の目的は、地域医療連携パスを媒介とした糖尿病の循環型地域医療連携ネットワークの構築であるが、プログラム作成段階で大きな変化があった。それは連携パスのIT化が急速に進む動きを見せていることである。これ受けてセミナーは地域医療連携のIT化に焦点をあてたものにした。参加者の評価は総じて好評であったが、循環型地域医療連携ネットワークや地域医療連携パスの概念的な講義よりも、具体的かつ詳細なIT化の手法、問題点などについての解説が求められていることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成24年度の主な実施内容としてセミナーの開催を計画していた。セミナーについては、糖尿病に関するセミナーと地域医療連携に関するセミナーに分けて実施した。糖尿病のセミナーについて、千葉県糖尿病療養指導士/支援士制度(CDE-chiba)と連動させ、その進行に合わせたため、当初予定していた時期より開催が遅れてしまった。それにともない、地域医療連携に関するセミナーも時期を遅らせ縮小して実施することになった。平成25年度には、地域医療連携に関するセミナーの規模を大きくして再度実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度も、引き続き本研究の養成プログラムを用いたセミナーを実施する。糖尿病に関する部分は、平成24年度と同じく、千葉県糖尿病療養指導士/支援士制度(CDE-chiba)の研修会として実施する予定である。また、地域医療連携に関する部分についても再度セミナーを実施する。平成24年度より講義内容、参加人数を増やし、全県レベルで実施する。ただし、平成25年度中に千葉県により千葉ITネット(仮称)が開設される予定であり、これを媒介として用いることで地域医療連携ネットワークの性質も大きく変化する可能性があり、本研究の養成プログラムもこれに対応するための大幅な改変を行う。セミナーの細目としては、IT化、地域疾病管理、カウンセリング手法、入退院センター構想などを取り上げることを検討している。セミナーの概要について印刷物を作成するかあるいは千葉県糖尿病対策推進会議のホームページ上に公開する予定である。第15回日本医療マネジメント学会学術総会で本研究について発表予定である(平成25年6月)。今後、地域医療連携に関する部分も含めた本研究の養成プログラムをCDE-chibaの研修の一部として実施することにより、助成の終了後も継続的に実施し改良していくことを検討している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度にセミナーを縮小開催したため発生した繰越金もあわせて,当初計画した全県を対象としたセミナー開催する。そのための会場費、講師謝礼、交通費、人件費等に研究費の相当部分を使用する。セミナーの概要と養成プログラムを印刷物にする、あるいは電子媒体とするためにも研究費を使用する。また、本研究の成果を学会発表するための旅費としても使用する。
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Research Products
(1 results)