2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23590739
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
原田 浩二 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80452340)
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Keywords | 環境化学 / 越境汚染 / ヒト試料 / 生物モニタリング |
Research Abstract |
1.曝露評価と生物学的モニタリング手法の確立:POPs候補物質の分析法を検討した。有機フッ素化合物について、誘導体化反応としてペンタフルオロベンジルエステル化による改良分析法を開発し、他の生体に含まれる脂肪酸類との同時分析を可能とした。 2.試料の分析:1で開発された分析手法で試料の測定を開始した。京都大学生体試料バンクにおいて収集されてきた血清試料の測定を行い、有機フッ素化合物が広範に認められた。年齢と正の相関を示した。同時分析した魚介類摂取のバイオマーカーであるエイコサペンタエン酸とも相関し、年齢を補正しても有意であった。このことより、曝露経路として食事、特に魚介類を介した曝露が一定の割合を占めることが示唆された。
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Research Products
(7 results)