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2011 Fiscal Year Research-status Report

冠動脈慢性完全閉塞病変のカテーテル治療に関する臨床・病理学研究と治療器具の試作

Research Project

Project/Area Number 23591064
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

森野 禎浩  岩手医科大学, 医学部, 教授 (90408063)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中澤 学  東海大学, 医学部, 助教 (30564702)
松陰 崇  東海大学, 医学部, 講師 (30445663)
伊苅 裕二  東海大学, 医学部, 教授 (70271567)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords国際研究者交流
Research Abstract

研究の目的は、1)CTO治療のエビデンス構築、2)カテーテル治療成功に関与するCTO血管の病理学的特徴に関する検討、3)CTOに特化した治療器具の試作である。特に当該研究費を充当すべき優先順位としては、治療器具の試作が最も高い。当該年度の研究成果についてであるが、1)については当該年度の実施計画通り、J-CTO試験のフォローアップアンギオ解析を終了した。薬物溶出性ステントのパフォーマンスが良く、CTO治療後の再狭窄を非常に良く抑えることが判明した。この結果については、24年度に発表予定である。G-FORCE試験については症例登録を終えようとするところである。2)についてであるが、剖検心臓を集め冠動脈を調べているが、CTO血管が想定以上に少なく、標本の採集に苦心しているところである。3)についてであるが、当該研究の最終かつ最大の目的であるが、予定が非常に順調に進行している。研究協力者のテルモ矢上氏との共同開発により、既に前方視血管内超音波のプローブの試作に成功した。この超音波カテーテルにワイヤーのルーメンを作成し、カテーテルとしての使用環境を準備できている。引き続き、CTO血管の通過エネルギーについて検討中である。現在、キューサーシステムの原理の応用を考えている。血管内超音波の前方視で方向を見定めて、この超音波エネルギーによる血管アブレーションを行うことで、CTO血管の開通が可能になるのではないかと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究実績の概要の通り、1)臨床試験の解析に関しては順調に進んでおり、2)病理研究に関しては遅れている。ただし、最大の目標であった3)治療器具の試作については難関の1つをクリアできており、非常に順調であった。これらを総合し、概ね順調に進展している、と判断した。

Strategy for Future Research Activity

当該研究費を充当するための研究計画の見直しを考えた。最大の目的である治療器具の試作が非常に順調に進んでいる上、この開発の費用が予想以上にかかることが判明してきたことによる。1)に関しては、外部研究費も潤沢にあるため、研究は継続されるが、当該研究費を充当すべきは、あくまで3)治療器具の試作であると判断した。これにより、今後の研究分担者を解除し、研究代表者引き続き、臨床試験の解析と治療器具の試作を継続することとした。治療器具の開発に成功したら、動物実験を開始する予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

上述の通り、研究費は開発に必要な材料の購入、研究協力者への謝金、臨床データの発表などを目的とした旅費に計上する計画である。

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Published: 2013-07-10  

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