2012 Fiscal Year Research-status Report
進行期卵巣癌における核医学トレーサーとバイオマーカーによる化学療法感受性の予測
Project/Area Number |
23591806
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
倉田 精二 久留米大学, 医学部, 講師 (80268888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲斐田 勇人 久留米大学, 医学部, 助教 (40299425)
石橋 正敏 久留米大学, 医学部, 教授 (20168256)
早渕 尚文 久留米大学, 医学部, 教授 (20108731)
牛嶋 公生 久留米大学, 医学部, 准教授 (20185002)
嘉村 敏治 久留米大学, 医学部, 教授 (30152870)
鹿毛 政義 久留米大学, 大学病院, 教授 (80148840)
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Keywords | 婦人科癌 / 卵巣癌 / 核医学トレーサー |
Research Abstract |
研究の意義;卵巣癌の罹患数は毎年約8000人で、近年では死亡数が増加傾向にある。卵巣腫瘍は腹腔内に存在することから自覚症状に乏しく、また適切な検診法がないことから,卵巣癌の約半数の症例がIII、IV期の進行癌で発見される。治療法に関しては、卵巣癌が発見された時点で進行している場合が多いため、手術前・後に化学療法が必要となる場合が多い。卵巣癌は婦人悪性腫瘍の中でも標準的化学量療法が確立されている。しかし、卵巣癌における薬剤耐性に関しては、まだ十分検討されておらず、治療前に薬剤耐性の有無を知ることは治療戦略を考慮する上で非常に重要と思われる。 研究の目的;進行期卵巣癌を対象として99mTc-sestamibiの腫瘍への集積を観察し、化学療法の臨床効果および予後(無再発期間、全生存期間)との相関を検討する。また、薬剤耐性関連タンパクのバイオマーカーとして位置づけられているYB-1、MDRタンパクなどの発現を摘出病理標本を用いて免疫組織学的に判定して、99mTc-sestamibiの進行期卵巣癌への有用性を検討する。 研究の進行状況;4例の進行期卵巣癌患者に対して、99mTc-sestamibi検査を施行した。撮像方法は、99mTc-sestamibiを経静脈注射で投与した後の10分後(早期相)、2時間後(後期相)に腹部のplanar像と単光子放射断層撮影法(SPECT像)が可能であった。収集された画像の視覚的評価では、単光子放射断層撮影法(SPECT像)において卵巣癌に対してトレーサーの軽度の集積を観察することが可能であった。しかし、集積の程度は軽度であり、今後は定量評価や免疫組織学的など合わせた検討を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでに4例の進行期卵巣癌の症例に対して、99mTc-sestamibi検査を行うことができた。撮像方法は、研究計画の通りで、放射性薬剤投与後の10分後、2時間後に腹部のplanar像および腹部の単光子放射断層撮影法(SPECT像)を撮像することが可能であった。とくに単光子放射断層撮影法(SPECT像)では、腫瘍にある程度のトレーサーの集積の確認することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き対象症例の収集と核医学検査(99mTc-sestamibi検査)の実施を行っていく。症例収集と核医学検査の実施終了後に免疫組織学的評価と核医学検査の定量評価を比較検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
核医学検査を行うにあたり放射性医薬品、核医学検査料などに使用する予定である。 免疫組織学的評価では研究用抗体、染色キットなどに使用する予定である。 データ解析では、データ解析用ソフト、データ管理用ディスクなどに使用する予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] The relationship between GLUT-1 and vascular endothelial growth factor expression and 18F-FDG uptake in esophageal squamous cell cancer patients2012
Author(s)
Kobayashi M, Kaida H, Kawahara A, Hattori S, Kurata S, Hayakawa M, Hirose Y, Uchida M, Kage M, Fujita H, Hayabuchi N, Ishibashi M
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Journal Title
Clin Nucl Med
Volume: 37
Pages: 447-52
Peer Reviewed
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[Journal Article] Prognostic Significance of Total Lesion Glycolysis in Patients with Advanced Non-Small Cell Lung Cancer Receiving Chemotherapy2012
Author(s)
Zaizen Y, Azuma K, Kurata S, Sadashima E, Hattori S, Sasada T , Imamura Y, Kaida H, Kawahara A, Kinoshita T, Ishibashi M and Hoshino T
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Journal Title
Eur J Radiol
Volume: 81
Pages: 4179-84
Peer Reviewed
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