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2012 Fiscal Year Research-status Report

ウサギの脊髄局所冷却による脊髄保護効果と小胞体ストレス反応の関係についての検討

Research Project

Project/Area Number 23592043
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

中島 淳博  九州大学, 大学病院, 助教 (10260704)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 塩川 祐一  九州大学, 大学病院, 講師 (70457422)
大石 恭久  九州大学, 大学病院, 助教 (20529870)
Keywords脊髄虚血 / 小胞体ストレス
Research Abstract

脊髄虚血による対麻痺は,下行大動脈瘤や胸腹部大動脈瘤手術時の合併症として最大20%の頻度で認められ,術後の患者のQOLを考える上で非常に大きな問題となっている.これまでにも,脊髄保護目的に,様々な薬物療法や低温療法,脊髄ドレナージ法が臨床応用されてきたが,いまだ確立された脊髄保護法はない.一方で,診断技術の進歩,高齢化の進行,生活様式の欧米化等により,大動脈瘤の患者は確実に増加しており,手術成績向上のために,脊髄虚血による対麻痺の進展に関するするメカニズムの解明や,その予防法の確立に対する重要性は増している.
本研究の目的は,ウサギの脊髄虚血モデルおよび脊髄冷却モデルを用い,脊髄虚血後の運動神経細胞死における小胞体ストレス反応の関わりと,冷却による脊髄保護のメカニズムの一部を解明することである.
平成24年度は前年度に引き続き脊髄虚血モデルおよび脊髄冷却モデルの作成と、得られた脊髄組織を用いてwesternblot analysis及び免疫染色による関連蛋白質の解析を行った。モデル作成は予定数に達し、Jhonson scoreによる後脚機能評価によれば脊髄冷却により対麻痺は良好に回避されることが改めて確認された。現時点では、得られたsampleを用いてwestern blot analysis及び免疫染色を行い、小胞体ストレス関連蛋白に加えAutophagy関連蛋白の解析を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

モデル作製は予定より若干遅れたものの予定数に達した。術中のデータ、Jhonson score等のdataは解析が終了した。蛋白の解析においては蛋白抽出が若干不安定で予定より実験の遅れが生じている。免疫染色に関しては予定通り解析を行っている。

Strategy for Future Research Activity

Western blot analysisによる蛋白発現の解析を継続し、加えて免疫染色(光学および蛍光)による評価を行う。得られた結果を論文化する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

解析用の試薬・消耗品の購入、データ解析を行うテクニカルスタッフの人件費に充てる予定としている。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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