2011 Fiscal Year Research-status Report
急性CO中毒に対するHBOT適応に向けた頭部CT・MRI異常発生因子の解析
Project/Area Number |
23592680
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
小野寺 誠 岩手医科大学, 医学部, 助教 (50326659)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 急性一酸化炭素中毒 |
Research Abstract |
本研究は高気圧酸素療法の施行基準を確立することを最終目的とした研究で,当該申請課題では研究期間内に発生現場における一酸化炭素ヘモグロビン(CO-Hb)濃度と頭部CT/MRI異常との関連を解析することを目指している.平成23年度はSTEP1として発生現場における血中CO-Hb濃度を測定できるMasimo Rainbow-SET パルスCOオキシメータRad-57(以下Rad-57)を盛岡地区二次救急医療圏のうち,八幡平市,岩手町,葛巻町,雫石町,紫波町の各消防署に1台ずつ配備した.次にSTEP2としてデータ集積を開始した.すなわち,研究参加消防本部より一酸化炭素中毒患者の発生連絡を受け,研究代表者および連携研究者が患者を受け入れた上でデータを集積している段階である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成23年度の計画STEP1であるRad-57の配備が平成23年10月末であったため,データ集積開始時期が11月からであったことと,実際に発生した急性一酸化炭素中毒患者数が少なかったことにある.
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Strategy for Future Research Activity |
今回の検討では火災による熱傷患者は除外している.その理由は広範囲熱傷患者では重度の一酸化炭素中毒であっても高気圧酸素療法による加療が不可能なためである.現段階で症例数が少ないことから,研究期間内に参考データとして気道熱傷を含む熱傷患者も平行して計測する予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は引き続きデータ集積を行う.そのため研究参加消防本部との連絡会議費や機器修理費が必要となる見込みである.
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