2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23592718
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
美島 健二 昭和大学, 歯学部, 教授 (50275343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 一郎 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
井上 裕子 日本薬科大学, 薬学部, 准教授 (50367306)
梁 洪淵 鶴見大学, 歯学部, 講師 (10298268)
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Keywords | 再生医療 / 唾液腺 / iPS細胞 |
Research Abstract |
発生段階の唾液腺を培養ディッシュ上で3次元的に再現することを目的に、前年度から用いているLCA(large cell-aggregate)-SFEBq法の培養条件の詳細を検討した。具体的には、フィーダー細胞(PH-STO)上で培養することにより未分化状態を維持したマウスのiPS細胞(clone38C2)をトリプシン処理により剥離後、ゼラチンコートディッシュで2日間培養することにより、フィーダー細胞を除去した。その後、iPS細胞(細胞数10,000個ないし15,000個)を0.5nMBMP4非添加ないし添加培地を用いてLCA-SFEBq法により6日間培養を行い、作製された細胞凝集塊の最外層における外胚葉組織(口腔粘膜上皮)形成の有無について解析した。その結果、共焦点レーザー顕微鏡を用いた解析により、凝集塊を作製する細胞数が15,000個、0.5nMBMP4の存在下で、凝集塊の最外層に数層の上皮性マーカーであるカドヘリン陽性細胞の存在が観察され、本条件が外胚葉性組織の誘導に適していることが明らかとなった。次に、前年度までに作製した胎生期唾液腺周囲間質細胞(E11.5およびE13.5)をフィーダーとして、前述した条件で作製したLCAを半割ないし最外層上皮のみを8日間培養した。培養した細胞をトリプシンで分散化し、ゼラチン内で3次元培養を行った。培養1週後に唾液腺組織の分化マーカー発現をRT-PCRにより確認した。その結果、LCA半割ないし上皮の間で、発現程度に差は認められたものの、E13.5のフィーダー上で培養した場合に、唾液腺特異的マーカー(Aqp5,M3AchR,beta2AdR)の発現上昇が認められた。
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[Journal Article] Downregulation of carbonic anhydrase IX promotes Col10a1 expression in chondrocytes.2013
Author(s)
Maruyama T, Miyamoto Y, Yamamoto G, Yamada A, Yoshimura K, Suzawa T, Takami M, Akiyama T, Hoshino M, Iwasa F, Ikumi N, Tachikawa T, Mishima K, Baba K, Kamijo R.
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Journal Title
PLoS One
Volume: 8
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Lin28a is a putative factor in regulating cancer stem cell-like properties in side population cells of oral squamous cell carcinoma.2013
Author(s)
Hayashi S, Tanaka J, Okada S, Isobe T, Yamamoto G, Yasuhara R, Irie T, Akiyama C, Kohno Y, Tachikawa T, Mishima K.
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Journal Title
Exp Cell Res
Volume: 319
Pages: 1220-1228
DOI
Peer Reviewed
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