2013 Fiscal Year Research-status Report
28日間宇宙環境に暴露された細胞は細胞死に対し抵抗性を獲得するか?
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23592774
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
犬童 寛子 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (00301391)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富田 和男 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (60347094)
馬嶋 秀行 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (60165701)
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Keywords | オートファジー |
Research Abstract |
これまでヒト神経芽細胞腫であるSK-N-SH細胞を用い、「宇宙放射線と微小重力の哺乳類細胞への影響(NeuroRad)」というテーマで宇宙実験を行った。この細胞は宇宙放射線を浴び、放射線抵抗性が高くなっていると考えられ、放射線抵抗性の獲得の有無について研究を進めてきた。 宇宙細胞では、細胞増殖速度の亢進、明らかな活性酸素増大、抗酸化酵素であるMnSODの活性の上昇が見られた。宇宙放射線をあびた細胞(宇宙細胞)ではX線照射後においてアポトーシスの変化は認められず、オートファジーの減少が認められた。またオートファジー関連遺伝子であるbeclin1では変化は見られなかったが、オートファジー抑制遺伝子bcl-2の発現は宇宙細胞において有意に上昇が見られた。MnSODとオートファジーの関連性が示唆され、平成24年度MnSOD遺伝子および、その発現を抑制するsiRNAを作成し,トランスフェクトしてMnSOD活性をオートファジーの関連性を調べる予定であったが、トランスフェクションがうまくいかず、また平成25年度5月より海外留学に行ったため、現在研究が遅れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
25.5より海外留学にいったため、少し研究が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度行う予定の計画を進める。 1)26年度はMnSODのcDNAをトランスフェクトして過剰発現株の樹立。2)細胞にbeclin1、Bcl-2遺伝子をトランスフェクトする。発現量についてはRT-PCRとウエスタンブロットで確認する。3)免疫沈降にてMnSODとオートファジー関連蛋白質の相互作用について検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
海外にいったため、前年度行えなかった研究を行う。 残りの研究に必要な試薬・消耗品に充てる。学会発表や論文費用に充てる。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Blue LED light exposure develops intracellular reactive oxygen species, lipid peroxidation, and subsequent cellular injuries in cultured bovine retinal pigment epithelial cells.2013
Author(s)
Nakanishi-Ueda T, Majima HJ, Watanabe K, Ueda T, Indo HP, Suenaga S, Hisamitsu T, Ozawa T, Yasuhara H, Koide R.
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Journal Title
Free Radic Res
Volume: 47
Pages: 774-780
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] ρ0 cells are susceptible to X-irradiation.
Author(s)
Hiroko P Indo, Chizuru Tsuruoka, Shizuko Kakinuma, Masao Suzuki, Ken-ichiro Matsumoto, Ikuo Nakanishi, Hsiu-Chuan Yen, Hirofumi Matsui, Toshihiko Ozawa, Hideyuki J Majima
Organizer
The 32nd Annual Meeting of Japanese Society for Cytoprotection & Cytobiology.
Place of Presentation
kyoto, Japan