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2013 Fiscal Year Annual Research Report

歯原性間葉細胞の分化制御機構についての研究

Research Project

Project/Area Number 23593033
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

釜崎 陽子  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (30253678)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西口 美由季  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (10253676)
山田 亜矢  東北大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (40295085)
藤原 卓  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (00228975)
Keywords糖脂質GM3 / 神経栄養因子NT-4 / 歯原性間葉細胞 / 上皮ー間葉相互作用 / DSPP / LacCer
Research Abstract

我々は、歯の発生分化における糖鎖の関与について機能解析の中で、エナメル芽細胞の分化過程において、糖脂質合成酵素遺伝子の一つであるGD3合成酵素遺伝子が発生段階の初期の上皮部分に特異的に発現し、糖脂質GM3それ自身は歯原性上皮細胞の増殖を抑制し,アメロブラスチンの発現を誘導する作用をもつこと,さらに神経成長因子NT-4のシグナル伝達を増強した結果、アメロブラスチン発現を増強させること示し,誌上発表を行った。また、この中では,エナメル形成蛋白の一つエナメリン以外にも、象牙質特有タンパクであるDSPPその他のいくつかの遺伝子も同様に誘導されるという結果が得られた(未発表)。
また,歯の形態発生には,上皮―間葉組織境(後のエナメル象牙境)という歯に特異的なパターン形成が見られるが,GM3については、NT-4その受容体TrkBとともに歯原性間葉細胞での発現を確認しており、上皮間葉相互作用において何らかの役割を果たしていることが推測された。そのため,象牙芽細胞に分化する歯原性間葉細胞(マウス由来)を用いてGM3およびNT-4の機能解析を行なうことによって,歯の発生分化のメカニズムについての新たな情報が得られると考え、本研究を行った。
23年度、24年度の結果、歯原性間葉細胞においても、NT-4は増殖能に抑制的に作用している事、糖脂質GM3も増殖能を抑制し,DSPPの発現を誘導することがわかったが、糖脂質は、細胞膜上で常に生合成が行われていることから、GM3そのものの作用によるものなのか、生合成が進んだ結果のGD3やGM2、それ以外の糖脂質の影響によるものなのかは不明である。GM3の前駆物質LacCerの分化誘導への関与について解析を行った結果、GM3に比べ作用は弱いものの、分化誘導能を有する事が認められ、NT-4との相互作用も示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Neurotrophic signaling is regulated by glycosphingolipids in dental mesenchymal l cells2014

    • Author(s)
      釜崎陽子、山田亜矢、西口美由季、藤原 卓、福本 敏
    • Organizer
      Pediatric Dentistry Association of Asia
    • Place of Presentation
      シンガポール
    • Year and Date
      20140822-20140824

URL: 

Published: 2015-05-28  

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