2013 Fiscal Year Annual Research Report
インストラクショナルデザインを基盤としたICT活用教育教材の開発と評価
Project/Area Number |
23593139
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
長家 智子 佐賀大学, 医学部, 教授 (70207976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 博子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40579421)
大池 美也子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80284579)
道面 千恵子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80363357)
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Keywords | ICT教育 / e-ラーニング |
Research Abstract |
インストラクショナルデザインの5段階のプロセスに基づいて、既存のICT活用教育教材の改正(鏡面ではなく実施者側から作成されたICT活用教育教材、もっともニーズの高い感染予防に関係するICT活用教育教材)を看護学生に提示した。ARCSモデルおよびガニェの9教授事象を活用して看護学生の看護学生の学習意欲の変化と教育効果の評価を確認したところ、基礎看護技術の講義・演習での活用は変わらなかったが、隣地実習中の活用頻度が上昇していた。特に新たに作成した、実施者側からみた教材や、もっとも身近でニーズの高い感染予防に関する教材で、その傾向が強かった。看護学生のニーズにあった教材の開発は、看護学生の学習意欲の変化に繋がり、看護実践能力の育成にも役立つことがわかった。 修正したICT活用教育教材は、Webを介して学習する方法(Web Based Training:以下WBT)を活用して、協力病院で臨床看護師を対象として新人教育などに活用してもらい、看護学生と同様にARCSモデルおよびガニェの9教授事象を活用して学習意欲の向上と看護実践能力への効果をはかるべく、協力病院の新人教育担当者との交渉を続けた。その結果、新人教育担当者は、本教材に対して、学習意欲の向上が期待でき看護実践能力への効果があることを認識した。しかし、施設側の様々な事情により、本年度の導入まで進まず、臨床看護師の評価には至らなかった。しかし、平成26年度からの導入の検討が行われ、平成26年度中には修正したICT活用教育教材を、Webを介して学習する方法により導入することが決定している。 今後は、本研究を継続し、臨床看護師の評価をもとに、さらにICT活用教育教材をさらに学習者にとって魅力ある教材に改善し、看護学生や臨床看護師の学習意欲・教育効果や教育効率を高めていく努力を継続する。
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Research Products
(5 results)