2013 Fiscal Year Research-status Report
日常生活行動の拡大支援における清拭技術の活用に関する基礎研究
Project/Area Number |
23593151
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
松田 たみ子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (60239035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 由紀 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 准教授 (90304592)
村上 礼子 自治医科大学, 看護学部, 准教授 (60320644)
青木 健 日本大学, 医学部, 助教 (60332938)
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Keywords | 清潔ケア / 清拭 / 自律神経活動 / 血圧 / 脈拍 |
Research Abstract |
ケアの安全性の確保のための日常の看護活動では、外部からの循環動態の把握としての脈拍・血圧および動脈血酸素飽和度等の測定値で外部から観察しているが、その時の心臓の活動状況との関連は明らかになっていない現状であるため、心疾患患者への日常生活拡大支援における自己清拭動作の活用を目指して、自己清拭動作の呼吸循環系への負荷の検討を行っている。 心疾患がなく常用薬の服用がない健康な成人男性を対象に、15分間安静後、乾タオルでの両上肢・胸腹部位の自己清拭動作(各部位に対し、往復5回と往復10回の2種類)の実施、実施後15分間の安静の期間を通して、心拍数・血圧、呼気ガス分析値、自律神経活動を測定してデータを収集して来ている。60%程度のデータ収集と解析は進んでいるが、計測機器の消耗等による調達の遅れ、研究への協力者の募集の困難等により、データ収集が遅れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究の事実上のスタートが遅れ多ことと、研究責任者の研究への時間が十分取れなかったことが全期間を通して研究が遅れていることの主な原因である。 また計測機器の消耗等による不具合の調整の遅れ、研究への協力者の募集の困難(予測不足もあった)等により、データ収集に時間を要していることも理由の一つである。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年8月末までに残りのデータ収集を完了し、10月までの分析と生花のまとめを行うとともに、学術集会への成果の発表の準備を行い、成果報告書を作成する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究の進行が遅れたことにより、測定機器に必要な備品の購入調整が遅れ、機器の納入が年度の終わりの時期になったことで、予定期間内で研究が終了できず、残額が残った。研究期間の延長を申請し、データ収集の継続をする必要があった。 平成26年度は残りのデータ収集が主となるため、残額は報告書の作成の一部に使用する予定である。
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