2012 Fiscal Year Research-status Report
目標管理制度が看護師のキャリア発達に及ぼす影響-キャリア・プラトー現象の観点から
Project/Area Number |
23593160
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
松下 由美子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (00190455)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 寛 青山学院大学, 経営学部, 教授 (30240120)
田中 彰子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (70571206)
吉田 文子 佐久大学, 看護学部, 准教授 (80509430)
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Keywords | 看護師 / 目標管理制度 / キャリアプラトー |
Research Abstract |
看護師を対象にして実施されている目標管理制度が、看護師のキャリア発達に有効に働くための条件や仕組みについて検討する目的で、留め置き法による質問紙調査を実施した。 対象は、A県内の診療所を除く国公立病院、公的病院、民間病院計60病院の看護部長に事前に調査協力を依頼し、応諾した28病院の臨床経験3年以上の看護師(准看護師、助産師および保健師除く)、中間看護管理者(副看護師長・看護師長)、看護部門責任者とした。質問票は、各病院の看護部へ郵送し、看護部で一括回収し、調査者宛返送してもらった。 主な調査内容は、①看護部門責任者調査では、目標管理制度の運用基準と成果、人材育成方針、組織属性、②中間看護管理者調査では、目標管理制度に関する気持ち17項目、個人目標達成のために実施した支援、目標管理制度についての困難感、③看護師調査では、目標管理制度に関する気持ち17項目、個人目標達成のために受けた支援、目標管理の実施状況、昇進願望、キャリアプラトー尺度40項目、職務満足感尺度8項目である。 今後は、管理者の人材育成方針、目標管理制度についての取り組み・姿勢、看護師の目標管理制度に関する態度、職務満足、個人属性等がキャリアプラトー現象に及ぼす影響を、因果構造モデル分析によって検討し、論文作成をする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
24年度内に予定していた調査の全てを実施し、データを回収・入力した。現在、データ解析中である。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度は、産業組織心理学会に2題、日本看護学会看護管理に1題(登録済み)を発表予定である。また、海外の関連学会誌に投稿を予定しており、投稿先を検討中である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
多変量解析のためのパソコン関連器機の更新 200,000円 海外の関連学会誌への投稿のための翻訳料 100,000円 複数の学会発表のための学会参加費、登録料、交通費、宿泊費 200000円
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