2011 Fiscal Year Research-status Report
学士課程卒業者の看護実践能力獲得過程と生涯学習支援プログラムの開発
Project/Area Number |
23593163
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Research Institution | Gifu College of Nursing |
Principal Investigator |
岩村 龍子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (00326109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大川 眞智子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (10253923)
田辺 満子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (60572873)
會田 敬志 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (50326104)
小澤 和弘 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (20336639)
松下 光子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (60326113)
小西 美智子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (20161961)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 学士課程卒業者 / 生涯学習支援 |
Research Abstract |
研究目的(1)のために実施する「卒後1から3年目の看護実践能力獲得過程を経年的に追跡する縦断調査」と研究目的(2)のために実施する「卒後4年目以降における創造的な課題解決能力を含む看護実践能力の修得・発展状況を質問紙で把握する横断調査」を次年度に予定している。そのため、今年度はこれらの調査枠組みを検討し、何回かの試行をもとに調査方法・調査項目を確定した。特に、「卒後1から3年目の看護実践能力獲得過程を経年的に追跡する縦断調査」は、インターネットを使用する調査方法を採用するため、その仕様決定と稼働確認を行いながら調査システムの開発に取り組んだ。また、「卒後1から3年目の看護実践能力獲得過程を経年的に追跡する縦断調査」は平成23年度本学卒業者を対象となるため、対象者に調査の主旨説明を行い研究協力の了解を得て、平成24年4月からの調査が可能となるよう準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は、次年度に実施予定である調査の準備として、調査枠組みの検討やインターネットを使用する調査システムの開発に取り組み、調査方法・調査項目を確定した。また、次年度4月からが調査期間となる「卒後1から3年目の看護実践能力獲得過程を経年的に追跡する縦断調査」については、調査対象者への趣旨説明・研究協力の了解を得るところまで実施できているため、次年度すぐに調査が実施できる体制を整えることができた。生涯学習支援プログラムに関する国内外の既存文献の収集と検討は、十分にできていないため、次年度以降に行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、平成23年度卒業者を対象に4月から「卒後1から3年目の看護実践能力獲得過程を経年的に追跡する縦断調査」を開始する。インターネットを利用するため、協力者のインターネット環境を調べるとともに、調査マニュアルを作成し半期ごとに入力依頼を行い、平成26年9月まで実施する。続いて平成24年度卒業者には、対象者が卒業前に調査の趣旨説明を行い調査協力への同意を得て、平成25年4月から平成26年9月まで実施する。協力者が所属する施設の看護部長への趣旨説明と施設の教育体制を把握する面接調査を実施する。「卒後4年目以降における創造的な課題解決能力を含む看護実践能力の修得・発展状況を質問紙で把握する横断調査」は9月に実施し集計・分析をすすめる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用額が生じたのは、電子調査用のサーバーを購入せず本学のサーバー内に構築することにしたこと、インターネットを用いた調査システムの開発と本学サーバーへの導入に関わる支援に要した費用が次年度の執行となったこと、調査の分析に必要なソフトやパソコン、データ整理用の文具類等の購入がまだであること、調査方法・調査項目の確定のために予定していた予備調査を実施せずに、少数の協力者による試行を繰り返す方法を採用したため面接のための旅費や謝金が不要となったこと等による。次年度は、まず調査システムの開発と本学サーバーへの導入に関わる支援に要した費用が執行される。そして、調査の実施にかかる費用(通信運搬費、面接調査のための旅費、謝金、印刷費等)の使用とともに、質問紙調査の質的分析に必要なソフトやパソコン、データ整理用の文具類等の購入を予定している。
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