2015 Fiscal Year Annual Research Report
臨床看護師のための倫理的行動自己点検・評価システムの開発と普及
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23593187
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
永野 光子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90320712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00229098)
亀岡 智美 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 教授 (50323415)
吉富 美佐江 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30456462)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | 看護師 / 倫理的行動 / 自己評価 / 測定用具 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、病院に就業する看護師が、自律的に倫理的行動の調整・改善を可能にする「病院に就業する看護師としての倫理的行動自己評価尺度」を開発することである。この目的達成に向け、平成27年度は、第一段階である「看護師の倫理的行動」を表す40カテゴリを解明した。病院に勤務する看護師を対象とし郵送法により質問紙調査を行った。合計1554名に質問紙を配布し、返送された341部のうち有効回答326部の自由記述データを、Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用い分析した。分析の結果、看護師の倫理的行動の全容を表す40カテゴリが明らかになった。 看護師の倫理的行動を表す40カテゴリを検討し、看護師の倫理的行動を自己評価尺度する質問項目として適切な31カテゴリを選択し、31カテゴリから質問項目を作成した。評定は、「いつもそうである(4)」から「ほとんどそうでない(1)」の4段階とした。尺度の内容的妥当性を専門家会議とパイロットスタディにより検討し、「看護師としての倫理的行動自己評価尺度」を作成した。現在、「看護師としての倫理的行動自己評価尺度」の信頼性・妥当性を検証するための全国調査を実施している。具体的には、全国の病院から無作為抽出した200施設の看護管理責任者宛に研究協力を依頼し、承諾の得られた40施設に勤務する看護師1384名に質問紙を送付し、データを収集している。データ収集が終了次第、分析を行い、信頼性・妥当性を検証する。
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Research Products
(1 results)