2013 Fiscal Year Annual Research Report
自己評価に基づく自施設完成型教育担当者育成プログラムの精錬
Project/Area Number |
23593200
|
Research Institution | Tenri Health Care University |
Principal Investigator |
西山 ゆかり 天理医療大学, 医療学部, 准教授 (50320940)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和住 淑子 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (80282458)
黒田 久美子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (20241979)
佐藤 まゆみ 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10251191)
三谷 理恵 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (70437440)
室屋 和子 産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (50299640)
|
Keywords | 教育担当者育成プログラム / 教育担当者 / 能力測定ツール |
Research Abstract |
我々は実地指導者であるプリセプターに助言・指導する教育担当者の育成支援プログラムの開発をすすめてきた。 今年度は、新人看護師教育担当者能力測定ツールの信頼性・妥当性を検証することを目的に研究を行った。先行研究から明らかになった教育担当者の能力と資質から能力測定ツール40項目・4段階評定を求めた質問紙を作成した。先行研究で協力の得られた全国160施設1030名に郵送法を用い質問紙調査を行った。回収615名(59%)、有効回答は550名(53%)で、内訳は、師長74名、副師長326名、看護師143名、欠損7名で、教育担当者経験年数は3.5年であった。 開発した能力測定ツール40項目を、探索的因子分析(バリマックス回転、主因子法)を行った。結果、2項目が因子負荷量が0.4以下となり削除し、最終的に因子構造が妥当と考えられる4因子38項目とした。因子負荷量は0.403~0.687で全てが0.4以上であった。第1因子:13項目、第2因子:10項目、第3因子:8項目、第4因子:7項目であった。第1因子「OJTの成果をだすための組織マネジメント・セルフマネジメント能力」、第2因子「自身の看護実践能力の発展を中核とした教育力」、第3因子「実地指導者に対するコンサルテーション能力」、第4因子「他者が見る自分の姿を意識した対人関係能力」と命名した。内的整合性の指標であるCronbackα係数は、全体で0.953であり、第1因子から順に0.900、0.846、0.878、0.839と信頼性は確保していた。安定性は再テスト法を行い、相関係数は全体で0.931であった。教育担当者能力測定ツールは、4因子38項目で構成され、信頼性・安定性を確保していた。これら命名した4因子を元に、先行研究で開発した教育担当者の育成支援プログラムを精錬し、自施設と個人の評価に基づいた教育プログラムの作成を行った。
|
Research Products
(1 results)