2012 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病の療養を楽にするための認知変容セルフコントロールツールの開発と検証
Project/Area Number |
23593238
|
Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
井澤 美樹子 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (20315550)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊坂 裕子 日本大学, 国際関係学部, 准教授 (90222918)
細川 満子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (20315542)
市川 美奈子 青森県立保健大学, 健康科学部, 助手 (30468110)
|
Keywords | 糖尿病看護 / 認知変容 / 療養継続 |
Research Abstract |
平成24年度の計画は3点であった。 1.アメリカボストンのジョスリン糖尿病センターへの研修・見学を行った。糖尿病教育プログラムの特徴や研究について示唆が得られた。 2.糖尿病ケアに携わる専門職が日常のケアに認知行動療法を活用していくための研修会を開催した。研修会の目的は認知行動療法の理論の理解と臨床での活用の方法についてであった。認知行動療法への理解が深まり、認知の変容に関わることが重要であることが参加者へのアンケートで分かった。 3.認知変容セルフコントロールツールの有効性を検証するための介入研究を開始した。ツールへの記載内容から、認知の変容が療養への感情を変えることや療養の目標を立てる・継続することに効果があることが示唆された。継続して実施していく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ジョスリン糖尿病センターでの専門職との意見交換によって、エヂュケーターと患者が対等な立場でいることから信頼が生まれ、療養継続に繋がることが分かり、目的は達成できた。 糖尿病ケアに携わる専門職が日常のケアに認知行動療法を活用していくための研修会を開催し、認知にかかわっていくことを糖尿病の療養継続を支える看護活用していきたいと活用の重要性を認識できていたことから研修会に効果があったと考える。 認知変容セルフコントロールツールの有効性を検証するための介入研究を開始した。 24年度の研究目的は達成できた。
|
Strategy for Future Research Activity |
専門職者の研修会は継続して開催する。事例検討等も含めた研修会を開催するなどの工夫が必要になる。 介入研究を継続して行い、ツールの効果の検証をする。 以上2点を最終年度の目標とする。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
専門職者の研修会開催のための講師の旅費が必要 ツールの印刷費や謝品・施設までの旅費が必要 成果発表のための学会参加への旅費・参加費が必要(4名分)
|