2012 Fiscal Year Research-status Report
今ホットなシュミュレーション教育で繋ぐ大学から臨床への看護教育一貫システムの構築
Project/Area Number |
23593293
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
谷口 初美 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30295034)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 知佐子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10405053)
内海 桃絵 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40585973)
南 麻弥 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80583202)
任 和子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40243084)
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Keywords | シミュレーション教育 / 看護教育 |
Research Abstract |
平成24年度の研究目的は、目的5:看護技術習得のためのシミュレーション教育の国内外における実態調査であった。その方法として①国内外の文献レビュー、②国内外のシミュレーション教育施設の視察、教授方法の習得であった。 ①国内外の文献レビューとして、シミュレーション教育が盛んな米国、オーストラリアの文献が多く収集された。 ②の国内外のシミュレーション教育施設の視察に関して、1)開設したばかりの日本最大のシミュレーション施設:沖縄クリニカルシミュレーションセンターに7月5日―9日研究員4名が施設見学とそこで行われたセミナーに参加した。2)海外視察は、9月17日-26日にかけてLaerdal主催の全米看護連盟教育サミットとCALの大学におけるシミュレーション教育施設、カリフォルニア州立大学2校とハワイ大学School of Medicine, School of Nursing の4つのシミュレーションセンター見学とシミュレーション教育の教授法収集に研究員3名を派遣した。 シミュレーション教授法の習得に関して、1)フィジカルアセスメント教育に関する講演(山内豊明先生)6/22(金)に内田洋行(株)大阪会場にて研究員5名が出席し情報収集した。2)実習指導者への研修「学生理解」を京都大学付属病院にて副師長、CCなど中堅看護師約30名を対象に10月22日(月)開催した。研究員全員が指導に参加した。3)シミュレーション教育で世界的に有名なピッツバーグ大学のWISER isSIMからリチャード先生、岩下先生を招聘して10月23日に京都大学にてシミュレーション学習のWorkshop を学外関係者も招いて開催し、講義と実際のファシリテイターのための教授法を習得した。 ③その他として、昨年からのデーター分析を行い、国内外の看護・医学教育関連の学術集会に9件発表し、論文投稿1件を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当該年度の目標を達成し計画以上に進展した。 シミュレーション教育施設の見学や教授法の習得に関しては、世界のトップレベルの施設見学と学びを実施できた。昨年度の調査に関した質・量のデータ分析を同時進行し、国内外の学術集会に9件発表した。また、論文を1件投稿した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度の計画としては、 最終目的:①経験レベルに応じたシミュレーション教育重視の看護教育システムを開発する。(状況シナリオ、主観的・客観的評価基準)。②パイロットスタディーを実施し評価・修正後・教育システムを完成させる。を計画どおりに推進したい。 方法 ①状況設定シナリオは、基礎・成人を土台にしてシナリオを作成:1)国試の状況設定問題にも出題されるようなシナリオを想定して作成する。2)取り入れる看護技術は、「バイタルサインズ」「注射」「朝の訪室時のアセスメント」など。②2,3,4回生、新人看護しを対象として状況設定のシミュレーション研修を実施する。 これをパイロットスタディーとして取り組む。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
初期の計画通り 物品費(60) 旅費(240) 人件費・謝金(150) その他(350) 合計800
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Research Products
(9 results)