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2012 Fiscal Year Research-status Report

育児困難な乳幼児の孫をもつ祖父母に対する孫育児支援方法の開発と検証

Research Project

Project/Area Number 23593307
Research InstitutionChiba Prefectural University of Health Sciences

Principal Investigator

石井 邦子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (70247302)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 紀子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (80283555)
Keywords育児支援 / 育児困難児 / 祖父母
Research Abstract

「育児困難児をもつ祖父母の孫育児の実態把握【研究I】」のデータ収集及び分析を行った。研究対象は9名の育児こんな字の育児に参加している祖父母であり、男性3名女性6名であった。データ収集方法は半構成的面接法であり、孫の障がいや疾病がわかってから今日までの経過、孫育児への参加状況、親たちとの役割分担の現状、親たちに対する思い、孫に対する思いなどを尋ねた。孫の障がいや疾病の受容プロセス、親たちと孫に対する思い、家族に対する思いを抽出し要約し、類似した要約を集約してカテゴリー化した。更に要約を経時的に配置し、祖父母の受容プロセスのパターンと特徴を記述した。祖父母たちは孫の障がいや疾病を受容する中でもがき苦しむが、親たちを思いやり、親たちの受容を優先するために自らの感情の表出を抑制したり、親たちに同調するという特徴が導き出された。現在は、グループ間で分析の妥当性の検証を行っている。
「アジア諸国の孫育児及び孫育児支援に関する情報収集【研究II】」では、アジア以外の育児困難児の祖父母の体験に焦点をあてた文献を入手し、日本と諸外国の文化的視点及び育児困難児の年齢や障害の種類による特徴を検討し、本邦における祖父母の体験の特徴を検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

【研究I】は研究対象者を計画どおりに得ることができ、順調に終了した。【研究II】では、文化的に類似しているアジア諸国を念頭に置いていたが、アジア以外の諸国に検索範囲を拡大することで、逆に日本の文化的特徴がクリアになり、育児困難児をもつ祖父母に特有の体験を描くことができた。

Strategy for Future Research Activity

今年度は孫育児新方法の試案を作成し、実施・評価を行う。研究メンバーが所属する医療機関2施設においての施行が予定されており、現在はそのプログラムを詰めている段階である。障がいや疾病の告知直後から継続的に家族支援を行う中で、祖父母単独、あるいは祖父母を含む家族全体へのアプローチを行い評価する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

プログラム実施のための交通費、謝金、施設使用料、印刷費、等を計上する。データ整理として、逐語録作成のための謝金等を計上する。研究成果発表のための旅費、学術集会参加費を計上する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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