2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23593423
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大竹 まり子 山形大学, 医学部, 助教 (40333984)
森鍵 祐子 山形大学, 医学部, 助教 (20431596)
鈴木 育子 山形大学, 医学部, 准教授 (20261703)
細谷 たき子 山形大学, 医学部, 教授 (80313740)
小林 淳子 山形大学, 医学部, 教授 (30250806)
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Keywords | 訪問看護 |
Research Abstract |
現在、公表されているもので訪問看護ステーションの管理運営指標の参考になるものをもとに新たな指標について検討した。参考にしたものは、①訪問看護の質保証と経営の安定を図っていくために開発された訪問看護サービス質評価のためのガイドライン、②看護管理の指標であるManagement Index for Nurses ver2(MaIN2)、③訪問看護ステーションにおける安定的な経営管理のための自己評価尺度であった。3つの指標あるいは尺度の共通した特徴として、何をしているかという「するべきこと」は明記されており、それらを実施している頻度あるいは、実施しているレベルを段階的に設定し、それらから選択する自己評価方式となっていることが挙げられた。また、するべき内容については記述されているが、何を目指してどのように行っているのかを尋ねるような項目が含まれていないことが明らかとなった。指標を用いて自己評価する際に、何を目指してどのように運営管理を行っていけばよいかがわかるような指標とすることを目標とした。まず、訪問看護の法律等を踏まえ、訪問看護ステーションの運営管理を「住み慣れた場所でその人がその人らしく在宅療養が営め、利用者の視点に立った質の高い看護を提供するために、明確な経営理念を設定し、それに基づき、計画し、組織化し、指示し、評価し、調整するという管理業務を確実に運営すること」と定義した。この定義を踏まえ、指標は、経営理念、計画、組織化、指示、評価調整の要素で構成し、これらの要素として何をすべきかを項目として検討していった。その際に、経営理念の達成、経営上黒字となること、スタッフの自己実現、利用者・地域のニーズの充足を意識した項目を設定すること、それらの目指すべき方向性を達成するために、どのように行っているかを踏まえた記述とすることとし、各項目について、実施しているかどうかのチェック方式の指標とした。
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